グルメ・美容・観光! “親日の地”台湾で美容師三昧

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距離的には日本と身近でありながら、さまざまな文化や民族をもつアジアの国々。中国人口13億人、インド人口12億人など世界の人口の53%を占める37億人が暮らしている一大消費市場でもあります。そんな文化的にもビジネス的には魅力あふれるアジアで展開される日系美容室。歴史も文化も言葉も食もさまざまな都市で、土地と人に受け入れられる日系美容室のあれこれをのぞいてみました。

 

◆前回までのアジア日系美容室特集はこちら

case1 北京の日系美容室

case2 シンガポールの日系美容室

case3 香港の日系美容室

 


 

第4回目はグルメや美容の充実、また親日なことから日本の旅行者にも大人気の“台湾”。その中心地である台北にサロンを構える日系美容室“Red CHESS”を紹介します。台湾は面積が九州ぐらいの大きさの島です。ポルトガル人がこの島に上陸したとき“フォルモサ(麗しの島)”と呼んだ美しい島で、多くの観光客が訪れます。一方、経済・産業の発展も目覚しく、治安も安定しています。台湾の人々はとても親日。日本の製品、文化、ドラマ、マンガにいたるまでとても人気があり、日本語の通じる場所も多々あるため日本人が非常に暮らしやすい場所です。“Red CHESS”はそんな台湾で人々に深く受け入れられるドメスティックな美容室です。

 

 

起業は台湾在留のため!?

 

もともと海外と語学に興味があったオーナーのRieさん。「どこかの国でチャレンジしてみたい!」と思っていたとき、知り合いから台湾の美容状況を耳にし、旅行に行くこと数回。台湾の文化や歴史にすっかり魅了されてしまいました。語学留学、現地美容室でのサロンワークの後、台湾で起業することとなりました。

 

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なんと当初はより語学力を磨くために台湾に在留する方法としての起業だったとか! 2006年当時、台湾では日本のファッションが大流行、でもなにかが違って垢抜けていない…そんな状況でした。そんな中、「ここで台湾人の求める、日本のファッションや技術を提供したい!」というチャレンジしたい気持ちが芽生えたのも在留の大きな理由だったそうです。

 

 

日本語で“いらっしゃいませ~”な現地サロン!

 

“Red CHESS”のお客さまは8割が台湾人です。一番多いお客さまは30代から40代の女性ですが、こどもからお年寄りまで、3世代で来店してくれるご家族もいます。台湾は親日であり、文化・ファッションと同様に、日本のヘアスタイルも人気。現地のサロンでも入店時のあいさつが「いらっしゃいませ~」だったり、日本のヘアカタログをそろえていたり、メニューに日本語があったりと、日本テイストを出すことで繁盛店を目指すところが結構あるのだとか。日本の技術・サービスへの信頼度がうかがえますね。

 

その一方で台湾は意外なことに年功序列などがあまりなく、実力主義の風潮があり、技術や人間性、コミュニケーション能力が問われます。日本の技術を元に髪を傷ませないことを第一に、手入れのしやすい自分らしい髪型を提供するというコンセプトが、実力主義の台湾で“Red CHESS”が生き残り続けている秘訣でもありそうです。

 

RED CHESS3

 

 

教育で広げる日本の技術・サービス

 

“Red CHESS”では台湾で日本のサービス・トレンドスタイルを提供できる美容室として、台湾人スタッフにも日本人と同じサロン教育を行っています。台湾には美容免許はあるものの、日本のようにそれがないと美容師ができないわけではありません。そのため、美容師の腕はピンからキリまで千差万別。

日本の水準でサービスを提供できる現地スタッフを育てるには、掃除の仕方、道具の名前など、何も知らない前提から教える必要があります。それでも、日本の技術・トレンドをより広く提供するため、現地でもスタッフを育てているのだそう。誰でも始められる職業ゆえに、サロンのレベルや方針など、オーナーに委ねられるところも大きいようです。

 

 

今はインターネットの普及によって、あるゆる場所であらゆる情報を得ることができる時代。日本人が海外でチャレンジすることも一昔前より格段に身近でしょう。だからこそ、ぜひ日本で日本人としての自分の長所、負けない誇れる部分、自信はなにかをしっかり持ったうえでチャレンジをしてほしいという“Red CHESS”オーナーのRieさん。またアジアは日本より遅れていると見られがちですがそんなことはなく、それぞれの美的センスがあるのだとか。日本人美容師として現地の文化を尊重しつつ、伝えられることがあるとよいですね。

台湾の就労ビザは非常に複雑です。親日の台湾でチャレンジしたい! という人はまず海外就労をサポートするエージェントに相談してみるのがよいですね。

 

(取材・文/QJナビ編集部)

 

  取材協力

Red CHESS
www.redchess.com.tw

 

美容師海外エージェント
セイファート海外サポート
www.seyfert-cd.jp/abroad/

 

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