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千葉県

指名制度を捨てて「新機軸」をつくる令和は「競争」ではなく「協働」の時代だ。

hair Lanish 代表取締役
遠藤 和弥

埼玉県理容美容専門学校・東萌ビューティーカレッジ


美容師が自分に向いていると思ったことは一度もない

千葉、埼玉でヘアサロンを展開するプリュッシュ代表、遠藤は若手オーナーの中でも少し変わった経歴の持ち主だ。独立までに経験したサロンは3店舗。重要な役職についた経験はあるものの、指名売上は100万円を超えたことがないという。

「自分が美容師に向いていると思ったことがない。だからこそ、美容師として才能があるのに、環境が悪いせいで美容が嫌いになってしまう人を見るのが許せない」

才能を潰す仕組みの一つが「指名制度」だ。一般的に指名を集める美容師が売上
を伸ばし、評価される。しかし、一人でできる仕事量には限界があるから、いずれキャパオーバーとなり、お客さまを待たせることが当たり前になってしまう。その結果、顧客満足度が下がり、失客につながる。指名と新規は大事にする一方、フリーのお客さまは後回しになり、リピートされない。そして、売れっ子はいずれ独立し、散々しわ寄せを食らってきたスタッフたちが残される。店は衰退する。

「一体これで誰が幸せになるのか」

だから遠藤は、一人のスターを生み出すことよりも、チーム育成に目を向けた。競争ではなく協働、すなわちサロン全体で顧客満足度を追求する考え方だ。最高の満足を提供できるように、全員で助け合う。評価の軸となるのは指名ではなく、チームへの貢献。サロンの内側で数字を競っても意味がないからだ。「チームで教育すると、フリーのお客さまのリピート率が上がる。結果として指名も増えている」と遠藤は笑う

 

美容業界で当たり前とされてきたことを一般社会に照らして考える

営業時間外に練習する美容業界の古くからの慣習も真っ向から否定する。「普通の会社が同じことをしたら残業扱いのはず。美容業界は特別だからと言い訳していたら、今の子たちにそっぽ向かれる」そのため、アカデミーを開設し、営業時間内に練習できるようにした。目指すのは一般企業に負けない労働環境だ。

このように遠藤はチーム育成と労働環境を重視するが、業務委託やシェアサロンの否定はしない。「自分を売り出せる人にとってはいい仕組み。ただし、一人の成長には限界がある」一人で努力するのと、仲間たちと化学反応を起こしながら努力するのとでは、時間が経つにつれ大きな差が開いていく。一人ではたどり着けない境地があるのだ。他人を蹴り落として上に向かう時代は終わり、仲間と手を取り高みを目指す時代がやってきた。だから遠藤は、「競争しない世代」の力を引き出す環境を追求する。そして、美容を愛する美容師が、美容を好きでい続けられる環境を増やすことが願いだ。

 

この先どんなことがあっても美容師の才能を潰すことはしない

「僕は、美容師の才能を潰したことがある」と遠藤は明かす。少ない人数でサロンを経営するために、毎日必死だった。誰一人欠けることが許されない状況で、責任感が人一倍強いアシスタントは、肌のアレルギー症状が悪化しドクターストップがかかった。もう一人は手術が必要な病気を患っていたが、サロンのためにそのことを隠していた。結果として入院…。遠藤はスタッフに過酷な労働を強いていたわけではない。

「でも、もう美容室経営を辞めようと思った。独立前『自分なら絶対にしない』と思っていたことを、してしまったから。もうあんな思いは二度としたくない」

幸い、退院したスタッフは今、東松戸で店長として活躍中だ。しかしながら、当時の苦悩は今も遠藤の胸に刻まれている。どんな理由があったとしても、美容師の才能を潰すようなことはしないと心に決めた。

美容師を続けてさえいれば、最高の幸せを味わえる瞬間がある。遠藤が運営するYouTube チャンネル「美容室経営チャンネル」の中にある『プードルカールPV』を見てほしい。いい髪型は人に勇気を与え、人生を変える力を持っていることが込められているストーリーだ。「美容師をしているとね、お客さまの人生が変わる瞬間に立ち会うんですよ」。美容師を志す人ならきっと、心を揺さぶられるはずだ。

気持ちをリフレッシュさせるために、事務所はアウトドアの異空間

撮影会や講習会とサロンワーク以外の活動も多数

HPプロモーションビデオの1カット

会社概要

会社名
hair Lanish
電話番号
04-7193-8160
WEBサイトURL
http://www.hair-lanish.com/
担当
遠藤
住所
〒277-0803
千葉県柏市小青田5-12
KTプロムナード 103
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