【i.Tokyo】24歳で1日の売上50万を達成！ショートを武器に大躍進する伊奈航平さん初インタビュー！
髪がかっこよくなるだけで楽しくなる美容はすごい！
高校生の頃から、自分の髪をセットするのが好きでした。見た目がかっこよくなるだけで気持ちが明るくなったり、楽しくなるじゃないですか。高校時代は友達の髪もよくセットしていたんですよ。当時はLIPPSに憧れて通っていて、美容師さんの技術を観察して、見様見真似で友達の髪をカットしたこともあります（笑）。友達がデートに行く前や、これから女の子に告白するという子の髪もスタイリングしてあげて、喜ばれて。美容の力はすごいなと思っていました。
将来、美容師を仕事にしたら絶対にしんどいだろうなと思っていたし、稼げる仕事だとも思っていなかったんですよ。ただ、生きていく上で仕事にかける時間はすごく大きいので、自分が好きだと思えることを将来の仕事にしたいと思っていました。美容師になろうと決めたとき親戚は数人反対していたみたいですが、サラリーマンだった父親は僕を信じて、応援してくれました。
幼稚園から高校までサッカーをやっていたこともあって、自分が選んだ分野では負けたくないという気持ちは強かったんです。途中で投げ出したくない。だから、学生時代にスーパーブラックな飲食のバイトをしていたときも、これを辞めたら美容師はできない、と思って続けました。
高校を卒業するとき、黒板に「俺はLIPPSに入る」と書いた気がするんですけど（笑）、専門学校で学び始めてからは女の子がキレイになって幸せそうな顔を見るのが好きだなと思ったんですよね。技術も幅広く身につけたいと思っていたので、就職先はいろんなスタイリストがいる有名店を選びました。そして、そこで伊輪さんと出会ったんです。『i.Tokyo』を立ち上げる話を聞いたときは、鳥肌が立ちました。というのも、一緒に立ち上げるメンバーが僕がアシスタントの頃からインスタで見ていた憧れの人たちだったからです。絶対に行きたい！と思って手を挙げました。
50万を達成できたのはみんなのサポートのおかげ
売上50万を達成した日は、たまたまスタイリストが僕しかいなかったときで、6席使って22人施術しました。僕のチームはメインアシスタント2人とシャンプー1人で、基本的にこの3人に毎日サポートしてもらっていますが、その日は5人に助けてもらいました。みんなが店販のアプローチもしっかりやってくれたので、単価が高かったのも達成できた理由のひとつです。
うちはオリジナル商品があるので、みんな中身について深く学んでいるんですね。アシスタントで、月170万ほど店販を売り上げる子もいます。僕も商品の話はお客さまにすごくするんですけど、成分のことはもちろん、正しい洗い方や、この商品を使うことでこんな未来が待っています、というような話までするので、お客さまは喜んで買ってくれる方が多いですね。
あとは、チームワークの良さも達成理由のひとつだと思います。僕のチームはプライベートでも遊ぶくらい仲がいい、最高のチーム。信頼関係ができているので、営業中はお互い自分の仕事を全力でやっていますし、カット以外は彼らに全面的に任せることも多いです。だからといって放置ではなく、アフターフォローをしっかりして、あとでデビューしたときにそれが財産になるように努めています。伝え方も大事だと思っているので、感情任せにならないよう、「こうしたらお客さまがもっと幸せになるんじゃない？」みたいなニュアンスで伝えるようにしています。
彼らを信頼して任せられるから、僕はカットに100%集中できるんですよ。そこにクオリティを求めることができるからこそ、お客さまも喜んでくれてリピートしてくれる。だから毎日チームに助けてもらっているという気持ちがあるし、感謝しているから焼き肉にも連れていきます（笑）。少しでも僕のアドバイスが彼らの今後に役立つように、価値を感じてもらえるようには日々意識しています。
『i.Tokyo』で働き始めて、すぐにインスタのフォロワーが2万人増えました。それだけ全国的に注目してもらっているのかなと思いますし、これからもチームで頑張っていきたいと強く思っています。インスタにはカウンセリング動画を載せているんですが、今は“人間力”の時代だなとつくづく感じています。発信するものに本質が伴っていないと注目されませんから、日々成長しながら人間力も磨いていきたいなと思います。
プロフィール
伊奈 航平（いなこうへい）／トップスタイリスト
1997年、東京都生まれ。日本美容専門学校卒業後、都内有名店に入社。歴代2番目の速さでデビュー後、ショートヘアの高い技術を強みに顧客を増やし、2021年9月『i. tokyo』のオープニングメンバーとして参加。カウンセリングに時間をかけて丁寧な技術を提供するスタイルで、デビュー時から新規のリピート率50%以上を誇る。
Instagram：@ina.short
（文／織田みゆき photo／松林真幸）
