2人の未就学児を育てながら働く、ママ美容師のワークスタイル

2019.11.15

 

日本で最も地価が高い銀座4丁目エリアに位置するサロン「little 銀座」は、OLやビジネスマンはもちろん、ショッピングに訪れるファミリー層からも人気のサロン。そこで働く松野ひとみさんは、5歳と0歳の子供をもつママ美容師です。

2度の妊娠と出産を経験しながら、どのようにキャリアを形成してきたのか、そして現在の働き方についてもリアルな話をたっぷり伺ってきました。

 


 

ずっと美容師でいたいから、自分らしく働けるlittleへ

 

私のキャリアは、地元の大型店からスタートしました。25歳でスタイリストデビュー。その後、小規模サロンに転職して店長を経験しました。そこは私ともう一人の2人体制だったので、どちらかが休むと一方の負担が大きくなるという環境。もちろん土日は休めず、仕事に追われる毎日でした。

 

勤務3年目に東日本大震災が起きたことで、働き方について真剣に考えるようになりました。美容師は小学生のころからめざしていた職業ですから、仕事を変えるという選択は私の中にありませんでした。

 

ある日、求人広告を見ていたら「週一でもOK」というフレーズを見つけたのです。そのサロンがlittleでした。業務委託について知らなかったので、最初は「大丈夫かな?」なんて思っていましたが、実際に働き始めたら良いことばかり。自由にスケジュールを組めて、土日も休めて、収入も上がったのです。

 

仕事がどんどん楽しくなり、逆に休んだらもったいないという気持ちが芽生えて、2ヶ月休みなしで働いたこともありました(笑)。でも、楽しかったんです。やらされているのではなく、自分でそれをコントロールしていたからでしょうね。

 

2度の出産を経て、育児と仕事を両立させる毎日

 

 

littleで働き始めて8年目になりますが、私生活ではその間に2人の子供を出産しました。一人目はシングルマザーで出産したので、予定日の一ヶ月前まで働き、産後8週間過ぎたころから週2〜3日のペースで仕事に復帰。出産前に雇用形態を相談し、正社員に切り替えたため育休手当もいただけてとても助かりました。半年後には完全に復帰して、週6日10時〜16時というタイムスケジュールで働きました。

 

育休中はお客さまがみんな離れてしまうのではないかと不安で、なるべく早く復帰したいと思っていましたが、そこは未知の世界。そうなってしまっても仕方がないと覚悟していました。以前のように、夜間の時間帯と日曜日のお客さまの対応はできなくなりましたが、それでも徐々にお客さまが戻ってきてくださり、ほぼ半数の方を再び担当できるようになりました。うれしかったですね。

 

その後、結婚を機に正社員になり、昨年末に二人目を出産しました。今回は産休を入れると10ヶ月間サロンを離れていましたが、週1日勤務で再スタートして、7ヶ月目から10時〜17時出勤で完全復帰しました。下の子は保育ママに預けているので、朝は上の子の保育園と二箇所を回ってから出勤する毎日。子供の夜泣きで眠れないことも多々ありますが、それでも働くことに大変さは感じていません。どちらかというと、育児の方が大変です(笑)。

 

目の前のことに集中して、美容師を続けていきたい

 

 

子育てをするようになってからは、仕事もプライベートも“シンプル”になりました。昔はこだわりが強くてあれこれ考えていましたが、今は日々時間に追われていて、できないことのほうが多くて。なので、なるべく思考もシンプルに(笑)。

 

ずっと働いているので私はまだママ友がいないのですが、お子さまがいるお母さんたちのお客さまが多いので、いろいろな育児情報を教えていただいています。急に子供が体調を崩したときも、嫌な顔をせずに時間を変更してくださるのは、すごくありがたいです。逆にお客さまのお子さまが熱を出して当日キャンセルということもあるので、お互いさまということで理解してくださるんだと思います。子育てを通してお客さまと共有できる話題も増えましたし、サロンワークでの会話はいつも楽しいですね。

 

今後の目標ですか? 先のことは本当にわからないので、子供が健康でいてくれるなら今後もできるだけ休まず、夫婦で頑張って働き続けたいなと思っています。美容師は、ずっと続けていくつもりです。

 

 

プロフィール
松野 ひとみ(まつの ひとみ)
little銀座 トップスタイリスト

東京都出身。山野美容専門学校を卒業後、数店舗を経てlittle 銀座に参加。シングルマザーで産休と育休を使いながらキャリアを積み、出産を機に業務委託から正社員に。その後、2人目を妊娠、出産。産後は2ヶ月目から少しずつ復帰し、現在は育児をしながら週5日サロンワークをこなすワーママ。

 

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