ヘアメイクと美容師を両立するMIYUKIさんがNOVANで見つけた、自分らしい働き方とさらなる伸びしろ

ヘアメイクで大人気のMIYUKI(ミユキ)さんを初取材。青山のサロンNOVAN(ノーヴァン)を拠点に、外部の仕事をしながらサロンワークでも活躍されています。
新卒で入社した都内有名店ではアシスタントとして5年間経験を積み、スタイリストデビュー前からヘアメイクとして活躍。そこでブライダルヘアメイクの仕事に魅了され、現在の働き方にたどり着いたそうです。
フリーランス3年目に入るMIYUKIさんが、どのようなマインドセットで理想の働き方を実現したのか、これまでの経緯などを聞きました。
有名店で、アシスタント歴5年

私はもともと、高校卒業と同時に就職するつもりで商業高校に通っていました。ただ、いざ就職先をどうするか考えたとき、その時点では自分のやりたいことが全くわからなかったんですよね。色々悩んだ中で、文化祭などで友達のヘアアレンジをしてあげるのが好きだったので、美容学校なら行ってみたいな、と思いついて進路を決めました。なので正直、「美容師になりたい!」という強い思いはなかったんです。座学があまり得意ではなかった分、ワインディングなどの実技は頑張っていましたが、在学中は生活費のためにアルバイトを掛け持ちしていましたし、コンテストにも、積極的に参加するタイプではありませんでした。
就職は、地元の滋賀に近い大阪で考えていたのですが、東京のサロンを志望していた先輩に話を聞いたら、「出るなら早い方がいいよ」と言われたんですよ。それで、在学中に旅行がてら東京に行ってみたんですよね。その時に気になるサロンを見つけて「ここに入りたい」とまで思ったんですが、説明会に足を運んだら、熱意に満ちた学生が会場から溢れているのを見て、気が引けてしまって…。自分にはもっとカジュアルでラフな感じのサロンがいいかなと他のサロンを見る中で前職のサロンと出会い、自分が働いているイメージが持てたのでそこに決めました。よく驚かれるのですが、給与や福利厚生なども調べず、そのサロンが作るスタイルなども見ずに、スタッフの雰囲気と居心地の良さだけで決めたんですよね。

ただ、そのサロンもかなりの有名店だったので、実際に入ってみたらめちゃくちゃ厳しかったんです(笑)。その当時は男性スタッフの比率が高く、がっつり体育会系のサロンでした。思っていたのと違うな…とは感じたのですが、アシスタント時代にそういう道を歩んでおいたほうがいいかな、とも思って。仕事として割り切っていたので、苦痛というほどではありませんでしたね。
それに、厳しい環境でしたが先輩たちにはすごく恵まれました。アシスタント時代から、先輩のお客さまのヘアアレンジを任せていただいたり、作品撮りの際にもアレンジやメイクを担当させてもらって。それを見ていた社長が、2年目の私にヘアメイクでの入客チャンスをくれたんですよ。アシスタントながら歩合制度も作ってもらって、当時ではかなり異例の対応だったと思います。そういう環境だったので、頑張ろうって思えたんですよね。メイク技術は社長や先輩から基礎を学び、そこからは独学で。ヘアセットで入ったお客さまから、メイクを頼まれることも増えていきましたし、自分で集客も考えて、SNSにも真剣に取り組むようになりました。美容師としての技術の基礎は前社で学ばせてもらいましたし、今振り返ってみても、最初に入ったサロンがそこで本当に良かったなと思っています。