二十歳の頃、どう過ごしてた? COA小西恭平さんの二十歳の頃。

 

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成人して、大人としての第一歩を踏み出す年齢であり、多くの美容師さんにとっては、美容師人生のスタートでもある二十歳。

今、業界で活躍するみなさんは、当時どんなことを考え、どんな日々を過ごしていたのでしょうか?

今回は、COA(コア)の代表取締役の小西恭平(こにしきょうへい)さんに二十歳の頃のお話を伺いました。

 


 

二十歳の頃、どう過ごしてた?

 

 

─二十歳の頃の小西さんは、どんなことを考えて過ごしていましたか?

 

僕は高校を留年しているので、二十歳の頃は、まだ美容学校の一年生でした。当時は人付き合いがあまり得意じゃなかったので、休みの時間もずっと練習していましたね。ストイックだと思われがちですが、僕は自分の好きなことをやっていただけだったので、頑張っていたつもりもなく、とにかく楽しかったという印象です。

 

それは二年生になってからも変わらず、ずっと切っていました。僕は美容学生のカットコンテストに毎月出ていたので、デザインを考えたり、ウィッグを作成したり。コンテスト以外にも、オープンキャンパスなどで体験入学の高校生に披露するカットのステージなども任せていただいていたので、とにかくカットの練習ばかりしていました。逆に、座学の勉強は国家試験に受かる程度しかやっていなかったです。

 

─コンテストの成績もよかったのでしょうか?

 

奇跡的に8割方優勝していました。あの頃は、コンテストで賞を獲ると自分の技術を認めてもらえる感じがして楽しかったんですよね。あの経験は、今の自分にも活きているなと思います。

 

─アシスタント時代はカットから少し離れることになると思いますが、ギャップはなかったですか?

 

1年目のときに、スイッチが入らなかった時期が半年くらいありました。僕、シャンプーがすごく苦手だったんですよ。それに1年目からカットに重きを置いていたので、他の技術があまり楽しいと思えなかったんですよね。なかなかシャンプーチェックに受からなくて、合格したのは同期の中で一番最後。「あ、やばい」と思いました。

加えて、1年目は人付き合いも相変わらず苦手で、お酒も飲めなかったので、先輩にご飯誘われるのが嫌で…。半年くらい、朝練は行くけど夜は営業が終わったらすぐに帰ってたんですよ。そうすると、次の日に先輩から「お前、なんで練習来ないの」って言われるので、「いや…気づいたら家に居ました!」とか言ってましたね(笑)。僕が美容師人生で一番逃げていた時期はその頃だと思います。

その半年間というのが、所属店舗が決まるまでの期間で。色々な店舗を回るなかで、毎回違う先輩に気を遣うことに疲れ、お客さまとの会話にも慣れていないから疲れ、全てが楽しくなくなってしまっていました。

 

>気持ちが変わったきっかけは?

 

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