リール1050万回再生!ストーリー性のあるメンズ劇的変身動画で全国からお客さまが来店。「変わりたい」を感動レベルで叶えるLaLarOomo代表・堀越太輔が初登場!
美容師さんによる変身動画が数多く発信される中で、「なぜ変身したいのか」「変身後にどうなりたいのか」というストーリーまで文字化し、多くの反響を呼んでいるのが新宿・渋谷に2店舗を構える『LaLarOomo(ララルーモ)』代表、堀越太輔(ほりこしたいすけ)さんです。去年、初投稿したという動画は、なんと1050万回再生超え。見事な変身ぶりに対する称賛コメントは、2000を超えています。女性の顧客がメインだった堀越さんが、なぜメンズの動画を作ることにしたのか、これまでキャリアと共にその経緯と今後の展開について聞きました。
卓越した似合わせカット技術は、学び直しによるもの

―堀越さんの変身動画は、髪型のバラエティが豊かなところも印象的です。今年で美容師歴23年目ということですが、その実力はどのように培われてきたのでしょうか。
30歳で初めて自分のサロンをオープンするまでの間、実はかなりの数のサロンを渡り歩いてきました。最初の拠点としては下北沢で、そのあと新宿に移りました。ハードな練習をするのが当たり前の時代だったので、1日4頭ペースで練習を積み上げましたね。その結果、1年半でスタイリストデビューすることができました。その後、ヘアメイクに興味が湧いて、4年ほど力を入れていた時期もあります。ヘアセットを学びたくて、25歳から夜間営業の美容室でも働くようになったんです。そこで店長していたのが、著名なカットスクールで講師もしている先輩でした。その出会いが、僕にとっては大きな転機だったなと思っています。営業後に、直接カットを教えてもらえたんですよ。それも、3年ほど。

―3年も!スタイリストになってからも、まだ“発見”があったんですね。
ありました。自分のカットにずっと自信が持てなかったんですが、その先輩がとても丁寧に理論を教えてくれたおかげで、点でしか理解できていなかったことが線としてつながるようになったんです。そこから、ありがたいことに自信もつきました。カットって、引き算の技術なんですよね。、一度切ったら元には戻せないから、どこを残してどうデザイン性を出すかが重要で。絵に例えるなら髪は”額縁”のようなものなんです。顔という絵を、どこまで見せるか。それを計算しながら削ぎ落としていく感覚です。それこそ「おでこが広い人は、ここを隠すとバランスがよくなる」といった具体的なノウハウを教えてもらったので、変身動画のクオリティにも生きていると思います。
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1050万回再生されている初めての変身動画
―そうした学びが、あの驚きの変身動画につながっているんですね。実際のデザインでは、どのように構組み立てていくんでしょうか。
まずは骨格や髪の生え方、生え癖を見極めます。それに加えて似合わせも大切です。M字の生え際の場合は、どこからもってきたら髪が割れずに再現性の高いスタイルを作れるか、ということに一番気を配りますね。M字の悩みを抱えている男性はとても多いので、そうした工夫はすごく喜ばれます。ご自宅でのスタイリングは必須なので、今後は自分でできるセットのやり方などの動画も発信していこうかなと思っているんですよ。