LECOでもQUQUでもない、第三のブランド「ØØn」が始動! 重水桃夏×奈津己のツートップに突撃インタビュー

 

美容業界のクリエイティブを牽引し続けているLECO・QUQUから新ブランド「ØØn(オーン)」が2025年8月に渋谷にオープンしました。ディレクターはLECO出身の重水桃夏(しげみずももか)さん、店長はQUQU出身の奈津己(なつき)さんが務めます。

27歳と26歳、同世代が“2トップ”の新しいブランドとなったØØn。今回は、トップを務めるお二人に、ブランドの立ち位置から空気感、そしてお互いのリスペクトポイントなどを話していただきました。

 


 

LECOやQUQUでは狙ってこなかった新たな“ファッショナブル層”を取り込みたい

 

(写真左から、奈津己さん、重水さん)

 

――今年8月にオープンしたØØnですが、新店舗の話はいつ頃から出ていたのでしょうか?

 

重水:オープンのちょうど1年くらい前です。オーナーの内田(聡一郎さん)から、「新店舗の予定があるんだけど、シゲ(重水)と奈津己の二人に任せたいと思ってる」と言っていただいて。実は、私はこれまで「店長はやりたくない」と言い続けていたんですよ。でも、私と奈津己をツートップに新しいブランドを作ると聞いたときは、奈津己と一緒にできることが嬉しくて、とても前向きな気持ちでしたね。

 

奈津己:私も、シゲさんとふたりでやれるということが何よりも嬉しかったですね。私がシゲさんのことを大好きなのもありますし、シゲさんとなら楽しいお店が作れそうだな、とワクワクしました。

 

重水:私がディレクターで奈津己が店長なのですが、役割分担としては、面倒見がよくて教育に長けている奈津己が店長というのは納得の采配だなぁと思いました。

 

 

奈津己:逆に、盛り上げ上手で優しいシゲさんをディレクターにしたことにも納得です。細かいことやちょっとした問題、トラブルなどには私が切り込み隊長として突っ込んでいって、シゲさんにはお店を盛り上げながら引っ張っていってもらっている感じです。お互いの得意不得意がまったく異なるので、相互補完の関係といってもいいかもしれません。凸凹がちょうどハマる感じというか。

 

――重水さんはLECO、奈津己さんはQUQUと別の店舗で働いていたわけですが、普段から交流はあったのでしょうか?

 

奈津己:私たち、同じ美容学校の先輩後輩の関係なんですよ。校舎は違いましたが、私は一方的にシゲさんを見ていて憧れてもいたので、同じ会社に入ってからは趣味の話をしたり一緒に出かけたりと交流させてもらっていました。

 

 

――そうだったんですね。続いて、ØØnのコンセプトやターゲット層についてもお聞かせいただけますか?

 

重水:LECOでもなければQUQUでもない要素を抽出したい、というのがスタートラインでした。内田の中では、LECOを少しマスに寄せたい、大人ストリートのスタイルの概念をもう一度問い直したいという考えがあったようです。そんな中で私はLECOの中でも強いデザインを打ち出していたので、新しいブランドを作って、LECOよりも若者に向けたカルチャーを打ち出していくお店にしたらどうか、という話でした。なので、コンセプトが明確にあるというよりは、「LECOよりはエッジが立っているけど、QUQUよりは派手すぎない」みたいなイメージで組み立てていますね。

 

奈津己:“ファッショナブル”というキーワードは話し合いの中でよく出てきましたよね。私がいたQUQUはちょっとオタクっぽいというか、代表の浦(さやかさん)の影響が大きいので、キャラクターっぽい雰囲気のデザインを求めているお客さまが多かった。そんな尖ったQUQUと、LECOの大人ストリートではカバーしきれない層の、ファッショナブルな男女のお客さまに来てもらいたい、という狙いがありました。まだオープンして1カ月ですが、(※取材時)実際、お客さまのタイプも幅広いです。

 

 

重水:そうそう。私は意外とナチュラルなスタイルを好むお客さまもいて、奈津己はブリーチやデザインカラーが多いからかなり幅広いですね。でも、どのタイプのお客さまも少しエッジの効いたスタイルを求めていることは確かです。

 

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