宅トレも風呂も、仕事のうち。“使える体”のつくり方。最高のリカバリー習慣 -Liner代表 伊藤恵一の習慣-【前編】

 

超有名店の要職を歴任、雑誌やメディアでも活躍し、現在もそのデザインで注目を集めるLiner(ライナー)代表・伊藤恵一(いとうけいいち)さん。多忙なサロンワークの裏で、40代を迎えた今も現役で輝き続ける秘密は、日々の体のメンテナンスにありました。“体を整えることこそ、最高のパフォーマンスを生む”という伊藤さんの習慣に迫ります。

 


 

四十肩をきっかけに宅トレ開始

 

 

40歳を過ぎたころ、ある日突然、肩が上がらなくなりました。いわゆる四十肩です。美容師って、前かがみの姿勢で肩と腰をずっと使う仕事じゃないですか。だから、肩と腰の痛みは、美容師の職業病みたいなもの。とはいえ、服を脱ぐのもつらい痛みに、「これはさすがにまずい」と危機感を感じました。

 

そこで本格的に始めたのが筋トレです。といっても、ジムには行かないんです。あの「行かないとできない」という状況が苦手で、人が多い空間も得意じゃない。だから完全に自宅トレーニング派です。

 

帰宅して手を洗って着替えたら、猫にごはんをあげて、そのあと自分の食事前に筋トレ。腕立て、腹筋、背筋、側筋をそれぞれ3セットずつ。最初は全部50回×3セットやっていました。でも続けていくうちに腕がどんどん太くなっちゃって(笑)。

 

 

あまりガチムチにはなりたくないので、今は腕立てだけ30回にして、他のメニューは50回のまま。体を大きくするというより、体のラインを引き締めて維持するイメージです。

 

内容はシンプルでも、効果は抜群。肩の可動域が戻って、姿勢も安定して、体力や集中力も段違いに向上しました。「鍛える」というより、「使える体を保つ」ためのトレーニングですね。疲れや凝りがないと、仕事中の集中力も持続するし、気持ちにも余裕が生まれる。筋トレは仕事のパフォーマンスを保つためのルーティンです。

 

>お風呂は単なるリラックスではなく、“発想と回復の時間”

 

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