人と美容に誠実であること。その先に、本物の強みが生まれる。〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき8つのこと」〜Belle 飯田尚士

20代は、美容師として、そして社会人として花開くための”土台づくり“の時期。理想の美容師人生を長く続けるためには、この時期にやっておくべきことがあるはずです。そこで、美容業界のレジェンドと呼ばれる方々に「これをやったから今の自分がある」「今の時代の20代だからこそやるべきこと」など、今後の美容師人生を豊かにするためのヒントを語っていただきました。
今回は、都内を中心に10店舗を展開するBelle(ベル)グループのオーナースタイリスト、飯田尚士(いいだ・たかし)さんが登場。起業から15年。ここまでサロンが大きく成長できた背景にあるのは、「人を大切にする」という信念を言葉だけでなく、行動で積み重ねてきた姿勢でした。20年以上のお客さまにも恵まれる飯田さんが、いま若手美容師に本当に伝えたいこととは−−。

1つ目:「これだけは誰にも負けない」を一つ持つ

これは僕自身も取り組んだことですが、「このスタイルだけは誰にも負けない」という得意なスタイルをひとつ作っておくと、30代、40代と歳を重ねたときに、それが自分の武器の軸になってくれます。僕の場合はボブでしたけど、ロングレイヤーでもハイトーンでも、何でもいい。もちろん技術はオールマイティで上手い方がいいですが、それは後からでも実現できるんですね。ひとつでも突き抜けた技術力があれば、ふるいにかけられたときの武器になる。
平均70点では残れない。得意なスタイルを突き詰めて、とことんブラッシュアップして発信する。そうすればお客さまに認知されやすく、売上も伸びていきます。自分の好きなスタイルを突き詰めていくことが、売れるための一番の近道なのかなと思います。

2つ目:アシスタント時代は、貯金より自分に投資を

アシスタント時代は、お給料を自分のためにしっかり使ってほしいなと思います。SNS時代の今は、技術以外にもやらなければいけないことがたくさんあります。だからこそ、仕事だけの生活をしていたら、気力が持たなくなってしまうと思うんです。例えば月1万円を頑張って貯金するのなら、そのお金を自分の好きなものや好きなことに使い、5年後に月10万円を貯められる自分になる方がいいと思いませんか?
長く活躍している僕のまわりの美容師たちは、ストイックに仕事だけではなく、うまく息抜きしながら遊んできた人たちの方が残っています。僕も若い頃は、お金もないのに限界までよく遊びました。いろんな場所に出向き、いろんな人たちと話して新しい価観に触れることで、インスピレーションが湧くこともたくさんありましたね。楽しい時間を過ごし、それを仕事に活かして人気美容師になる。そこを目指してほしいなと思います。