寺村塾#1 「お客さまファースト」を貫くことが売れっ子になるための近道 -『もみヤセ』本島彩帆里さん-(前編)

 

 

元祖美髪アドバイザーで、『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』(Discover21)の著者としても知られているLily寺村優太さん。女性の美をより幅広く探求するために、「美のカリスマ」たちと交友関係を拡げています。そんな寺村さんと美のカリスマが繰り広げる濃い美容話を美容師さんにお届けすべく、QJナビ編集部が対談の場にお邪魔しました! “寺村塾”と呼ぶにふさわしい、「学びのある対話」をお届けします!

 


 

寺村塾の記念すべき第1回目の対談相手は、Instagramで28万人以上のフォロワーを抱え、『もんでやせない身体はない』(KADOKAWA)をはじめとする著書も有名な美容家、本島彩帆里さん。万年ダイエッターから美容のカリスマへ変身したきっかけや、SNSを駆使したセルフプロデュース術は、全美容師必見です!対談は前後編の2回、今回は前編です。

 

本島 彩帆里さん/ダイエット美容家 

著書の販売実績は累計36万部以上。”身体や心”と付き合い上手になるための偏らないダイエットを提案。

 

寺村優太さん/Lily美容師 『美髪のルール』著者。

髪に悩む人を救済したい一心で365日ヘアケア情報を発信。

 

 

慢性的な肌荒れや太りやすい体質…コンプレックスが美容のモチベーション

 

寺村:本島さんが美容の仕事を目指したきっかけを教えてください。

 

本島:きっかけは、自分に対するコンプレックスですね。中学生のころから、肌荒れがひどく、太りやすかったので、美容に関連するところで人一倍悩みを抱えていました。なので、コンプレックスを「いかに隠すか」ということばかり考えていましたね。「肌の不調を隠す」とか、やせるために我慢しては爆発するという対処療法的なことなど、悪循環につながるようなことばかりしていました。

 

寺村:それは意外。エスティシャンになったのはどうしてですか?

 

 

本島:私は「自分がお客さまになること」を大事にしていて、学生時代からさまざまなビューティーサロンに足を運んでいました。もともとアートやデザインが好きだったので、メイクやネイルに興味がありましたが、とあるエステサロンに行ったときに衝撃を受けたんですよ。

 

そのエステサロンは、当時の私では考えられないくらい背伸びして行った高級ホテルのスパのなかにありました。そこでガラス張りのシャワールームに驚いたし、「特別なお客さま」という感じで接客されたので、「こんな風におもてなしされながらキレイになれるなんてすごい!!」と感動したんです。私もエスティシャンになってたくさんの人をきれいにしたいって思ったんですよね。

 

寺村:エスティシャンとして働いていたころは、本を出して、メディアに出演している「今の自分」を想像していましたか?

 

本島:ダイエットに成功したら、同じようにダイエットをしている人たちのために情報を発信したいとは思っていたけれど、今のように本を出したり、メディアに出演したりすることは想像していなかったです。

 

寺村:じゃあ、いろいろな選択肢の積み重ねで今があるということですね。僕はワクワクする選択肢を選んだ結果、今に至ります。たとえば、美容師さんがまだSNSで情報発信していなかったころから、ツイッターで髪のことをつぶやいていました。LineのIDを公開したときは、「美容師がお客さまと直接つながるってどうなの? 絶対ダメだよ!」と批判をされたこともありました。だけど、「みんながやらないなら先にやっちゃおう」「みんなは無理っていうけど、できたらすごいじゃん」って思ってやっていたんですよね。

 

本島:なるほど、寺村さんは開拓者タイプなんですね。私はどちらかというとおせっかい体質なので、「誰かのためになること」を選んできたかな。たとえば、私は誰かに喜んでほしいからダイエットの情報をSNSで発信してきました。Instagramでは伝えきれないことがあるし、一連の情報をまとめたほうが、ダイエットにトライしやすいよねっていうことで本を出しました。なので、最初から本を出したかったわけじゃなく、「誰かのためになればいいな」を積み重ねた結果なんですよね。「この体験は誰にためになるんだろう?」とか「私に提供できることってなんだろう?」っていつも自問自答して、今の自分にできることに最善を尽くすという泥臭い感じでここまでやってきました。

 

「お客さまファースト」を貫くことが売れっ子になるための近道

 

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