TOH・石原慎太郎さんの“びよう道” 賢さより情熱を──のたうち回るほど没頭した時間が、未来を拓く

人間関係の摩擦も、美容への情熱に変えていた

 

 

スタイリストになってからも売上も大切だけど「イメージを持って仕事をする事」「こういうスタイルが作りたい」「どんなヘアスタイルが似合うのか?」という事をまず考えろと教わりましたし、社長から売上目標を言われることもなかったので、純粋に技術を追求できた。「俺のほうがうまい」「このスタイルはおしゃれじゃない」と、先輩や同期と衝突するくらい本気で技術やスタイルを追求していれば、あとで振り返ったときに「あのときはこうだったよね」って笑い合えるようになるものです。若い頃はとことん先輩や同期とぶつかって、サロンの内外のいろんな人と情報を共有して、いろんな技術を試してみるのが大事だと思います。

 

 

みんな人よりも頑張っている自負があるからこそスタッフ同士の嫉妬があったり、誰がどの仕事を取るかで取り合いになったりしました。足を引っ張り合うわけじゃなく、みんな本気だからこそ悔しさもある。「あの撮影はなんであいつに回るんだ」「こっちはもっと上手いのに」みたいな嫉妬や悔しさが、自分の中にも常にありました。悔しさや競争心から来る練習量と行動力は凄まじかった!夜中まで練習してから朝イチで撮影して、そのまま営業に行くのもザラ。

 

実際にやった分だけ技術にも売上にも反映されました。なぜなら、そういう経験を通して・技術も人間関係も磨かれていくから、切種琢磨しながら人間関係を構築した経験がある美容師は、強いんです。

 

>スタイリストになるとみんな鼻っ柱をへし折られた

 

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