有名店の“いいとこ取り”好青年2人組が南青山で独立 ―LONESS―

自然と都会が融合した空間

 

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-実際、サロンに足を踏み入れると、お洒落なお家に招かれたような、そんな感覚になります。

 

本田さん:東京にはあんまりこういう空間ないですよね。デザインのテーマは、自然と都会の融合です。

 

片山さん:自然と都会が融合した空間にある家をイメージして作っています。エントランスから続く廊下で、気持ちを高めてもらい、一段下がったところにある施術スペースに入っていただく…日常から非日常に踏み込むための、「リスイッチ」スペースですね。「こういう家に住みたいな」ってお客さまによく言っていただくんですよ。

 

-この内装はイメージ通りですか?

 

本田さん:イメージ通りですね。大満足です。

 

片山さん:内装はもちろん、建物の入り口から入ってくる感覚も大切にしたいと思っていたので、中庭とかエントランス的なものがある物件を探していたのですが、これがなかなか大変で。1年くらい探しました。

 

本田さん:この表参道エリアで徹底的に探して、ようやく駅から徒歩圏内の物件が出てきて。

 

片山さん:すごいタイミングで新築が出てきたんですよ。でも、完成が12月だったので、物件を押さえるために3月のオープンまで何か月も家賃を払わなくてはいけなくて…(苦笑)。それでもここは絶対に譲れないと思っていました。

 

Love&Kindness=LONESS

 

写真6

 

サロンの名前はどのタイミングで、どのように決めたんですか?

 

片山さん:僕らのなかで100案くらいアイディアがあって、仕事でネーミングをしている人に聞いたりもしていました。でも、どれもしっくりこなくて…。

 

本田さん:よそで使っている名前にはしたくなかったですし、これからずっとついてまわるものなので妥協したくなかったんです。

 

片山さん:辞書にも出ていない造語がいいなと思ったんですが、日本語だと優しい言葉なのに、英語にしたらカタい感じになったりして、なかなか難しかったですね。いろんな雑誌や本を参考にしていて、みんなで気になる言葉にマーキングしていました。そろそろ決めないとマズいっていうタイミングで、何気なく本を開いたら、「女性の幸せって何?」という彼氏と彼女の会話があり、それに対して彼女が「愛と優しさ(Love&Kindness)だよ」というフレーズが飛び込んできたんです。それを見て「これだ!」と。

 

本田さん:誰かがその言葉にマーキングしてくれていたんです。僕らではなかったんですけどね。

 

片山さん:Love&Kindnessを組み合わせて「LONESS」なんですが、インターネットで検索しても「LONESS」はヒットしなかったんです。響きもいいし、これにしようと決まりました。僕らの仕事は幸せを作る仕事だからってずっと話していたので、価値観にもフィットしていると思います。

 

本田さん:「幸せを作る仕事」っていうのは、「いつでも見返せるようにバックヤードに貼っておこう」っていう話が出るくらい、大切にしている価値観なんです。

 

>相思相愛な働きぶり!?


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