【神戸発】 “不器用美容師”毛利太嘉が、3店舗展開の急成長サロン『Maison』代表になるまで。待望のメンズ向けオリジナルワックスもいよいよ完成!

 

構想2年半!こだわり抜いたオリジナルワックス開発秘話

 

 

――オリジナルのパーマ用ワックスの開発に着手されたのは、いつ頃ですか? 

 

スタイリストになってすぐの頃から、お客さまに店販の商材をしっかり説明できるように、メーカー各社から出ているワックスを自分で買い込んで研究していたんです。新商品が出たら即チェックしていて、これまでに300種類以上は使ってきたと思います。色々なワックスをとことん使い込んでいくと、自分の中で「これはいいけど、ここが惜しい」という視点がどんどん開眼していって。ついには、「自分で作るしかない」と思ったのが2年半前です。

 

――お客さまのリアルな声もヒントになったとか。

 

そうですね。今の市販パーマ用ワックスってやわらかい質感のものが多いんですけど、トップがつぶれやすかったり、セット力が物足りなかったり。ツヤ感をもう少し出したいとか、細かい要望って実はめちゃくちゃ多いんですよ。それを全て拾って、理想の使用感をとことん追求しました。

 

 

 

――2年半ですから、かなり時間をかけられましたね。

 

いやもう、想像以上でした(笑)。質感の微調整にめちゃくちゃ時間がかかりましたね。ありがたいことに、全国の美容師さんやお客さまから「使ってみたい」という声もいただいていて、ようやく今年12月上旬には販売できそうです。

 

 

――香りやパッケージなどのデザイン面もこだわりがあるのでは?

 

もちろんです。スタッフにも協力してもらって、香りは男女問わず受け入れられるような万人ウケを目指しました。商品名も、初心者でも迷わず選べるように配慮しています。実は僕、美容師になる前にワックスは何を選べばいいか全然分からなかったんですよ。そういう人って、意外と多いんじゃないかなと思っていて。なので、わかりやすい表記で誰でも手に取りやすいように作りたいと考えています。

 

 

 

――それは楽しみです!今後の展望は?

 

商品開発ではグリースも製作中ですし、ワックスの種類も今後増やしていく予定です。サロンワークではメンズパーマの幅が広がっているので、スタイルや髪質に合った選択肢をもっと増やしていきたいですね。Maisonグループではオーダースーツ事業も行っているんですが、そういった新しい挑戦を通して、業界にポジティブな影響を与えていけたら嬉しいです!

 

プロフィール
毛利 太嘉(もうりたか)/Maisonグループ代表
1993年、愛媛県生まれ。神戸ベルェベル美容専門学校卒業。神戸市内のサロン2店舗を経て、2023年4月、元同僚と共にサロン『Maison』を神戸にオープン。メンズヘアのSNS集客を成功させ、瞬く間に繁盛店に。2025年7月、神戸にメンズサロン『Maison for men』を、大阪に『Maison心斎橋店』を出店。開発に2年半かけたパーマ用オリジナルワックスが年内に販売予定。
Instagram:@mouritaka_maison

 

 

(文/織田みゆき 撮影/山元祐人)

 

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