二十歳の頃、どう過ごしてた? SHACHU/みやちのりよしさんの二十歳の頃。

 

アプリ版『リクエストQJ』3月号で掲載中の「二十歳の頃。」をwebでも特別公開!

成人して、大人としての第一歩を踏み出す年齢であり、多くの美容師さんにとっては、美容師人生のスタートでもある二十歳。

今、業界で活躍するみなさんは、当時どんなことを考え、どんな日々を過ごしていたのでしょうか?

今回は、SHACHU(シャチュー)CEO・トータルプロデューサーのみやちのりよしさんに二十歳の頃のお話を伺いました。

 


 

二十歳の頃、どう過ごしてた?

 

 

─二十歳の頃は、みやちさんにとってどんな時期でしたか?

 

二十歳になる前のことだけど、僕はまず、美容学校に入学してすぐにちょっとした問題を起こして停学になったんですよ。本当はそのまま退学になるところだったけど、友達が署名運動をしてくれて…。学校と面談をしてようやく復学できた頃には、夏休みも挟んで3カ月くらい経っていました。当たり前だけど同級生からはかなり遅れを取ってしまい、すごくマイナスのスタートだったんですよね。

 

─スタートから波乱万丈ですね…! そこからはどんな風に過ごしていましたか?

 

せっかく地方から東京に来たし、色々なことを経験したいと思っていました。自分で動かないと情報が得られない時代だったし、僕自身も「実際に足を運んで、自分の目で見ないとわからない」と思っていましたね。友達と遊ぶこともあまりなく、常に自分の感性に引っかかるものを探していました。その結果、気づいたら探求心がある人たちが周りに集まっていたように思います。

 

 

当時の僕は、「サブカル」というワードは知らなかったけれど、夢中になって色々探しているうちに、クラブミュージックや、原宿界隈のファッションなど、サブカルチャーにどっぷりハマっていったんです。その結果欲しいものがどんどん増えていって、学生時代は一歩間違えたら死ぬんじゃないかってくらいバイトしてましたね(笑)。

とにかく服はたくさん買っていたので、当時全盛期だったストリートスナップに何度も掲載してもらいましたし、ギャツビーの広告に出たこともありました。

 

今も続けているDJをやり始めたのも東京に来てからです。岐阜にいた頃も音楽は好きだったけど、バンドを組むにも田舎すぎてメンバーが集まらないから、一人でピアノやギターをやっていて。そこから、DJをやっていた友達の影響もあり、自然と始めるようになりました。

 

─当時、一番力を入れていたことは?

 

とにかく、カルチャーを知ること。情報をいっぱい吸収することで、美容師になったときに絶対に役に立つと思ってた。遊びを自分なりの努力に変換したかったのかもしれません。

 

 

僕は高校生の頃に、お年玉を握りしめてずっと欲しかった数万円の服を買いに行ったことがあるんです。念願の服をようやく手に入れたものの、いざ買って帰ってみたら、嬉しい反面「無駄遣いしちゃったかな、自己満だったかな」という気持ちになってしまったんですよ。

でも、美容師はおしゃれな方がいいじゃないですか。ブランドものを着ることも、ブランディングという一つの自分の価値に出来る。それは音楽や遊びの面でも同じだと思っていたので、とにかくカルチャー掘り下げることにのめりこんでいました。

 

>二十歳のみやちさんが経験していたことは?

 

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