純粋無垢から生まれた新ブランドMUKU。仲間と未来を背負い、理想を形にした佐脇正徳の挑戦
“人を残すサロン”から業界を変える

―これからMUKUをどう成長させていきたいですか?
佐脇:僕が一番大事にしているのは“人を残すサロン”にすることです。お客さまに選ばれる美容師を一人でも多く育て、スタッフがしっかりと結果を出せる環境を整える。それがサロンとしての一番の価値だと思っています。そのために教育や技術の部分はもちろん、集客やブランディング、キャリア形成まで責任を持ってサポートしていきたい。
MUKUには、高い目標を持つメンバーばかりが集まりました。売れる美容師になりたい、セミナー講師として活動したい、SNSを通じて発信力を高めたい、カリスマと呼ばれる存在になりたい。それぞれの夢を後押ししながら、一人ひとりが自分の道を切り開けるような場をつくりたいんです。そうやってMUKUから次々と新しいスターが生まれれば、美容師という仕事の可能性や楽しさをもっと多くの人に伝えられると思います。

今後は店舗展開も視野に入れています。MUKUというブランドを軸に、個性を持ったスタッフがもっと活躍できるフィールドを広げていく。そして僕自身も、サロンワークにとどまらず、セミナーや撮影といった外部での仕事を継続し、美容師として挑戦する姿を見せ続けたいと思っています。

- プロフィール
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MUKU
代表・佐脇 正徳(さわき まさのり)
「カミカリスマ」を4年連続で獲得し、全国約57万人の美容師の中でわずか40名ほどしか選出されない2つ星を保持する。まるで外国の女の子のようにナチュラルでありながらどこかおしゃれなテイストであり、柔らかい質感や繊細なカットラインに定評がある。肌のトーンを美しく映えさせるカラーや、力の抜けたゆるやかなパーマなど、総合力の高い技術で多くの女性を魅了する。国内外でのセミナー講師や、業界誌・女性誌での撮影など幅広く活躍し、日本のヘアシーンを牽引する存在。
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)