【福岡で月間売上1200万円】地道にカット技術を磨きあげた野平雅樹の「逆張り戦略」とその先のキャリア
結果を残し、3年半で次のステージ“フリーランス”へ

――3年半でフリーランスになった理由は?
走り続けた結果、燃え尽き症候群のような精神状態になってしまったんです。そこから自分の人生やキャリアについて、改めて深く考えるようになりました。もともと教育が好きで、スタッフの人生が豊かになり、その家族も豊かになっていくようなサイクルをつくりたいという思いがあったんです。ただ、組織として人数が増えていくと、どうしても温度差が生まれてしまう。そのことにも葛藤がありました。
――組織を離れて、一人でやることを選んだんですね。
はい、2人のアシスタントと共にスタートしました。僕のお客さまは美意識が高いので、僕自身も常にアップデートが必要ですし、アシスタントにも服装やメイク、立ち居振る舞いまで含めて指導しています。美容施術の話題にも対応できるよう、定期的に肌管理を受けて、実体験をベースに会話の質も高めています。

――美容にも積極的に投資されているとのこと。まだ20代ということもあり、今後の展開が楽しみですね。野平さんは金融リテラシーの高さも印象的です。
数字にはもともと苦手意識がなく、アシスタント時代からNISAを始めるなど、将来を見据えた行動は早い段階から意識していました。昨年はマンションも購入し、少しずつではありますが、自分の人生の基盤を形にしている実感があります。将来的には、これまで支えてくれた母にも住まいを贈りたいと思っています。

こうして未来を具体的に思い描けているのは、土台を築いてくれた前職での環境や経験があったからこそ。人にも環境にも恵まれてきたことに、改めて気づかされています。だからこそ、この先は自分が誰かにとっての“土台”になれる存在でありたい。そんな思いを胸に、これからも歩み続けていきたいと思います。

- プロフィール
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野平 雅樹(のひらまさき)/フリーランス美容師(SALOWIN天神大名WEST店)
1997年生まれ、佐賀県出身。福岡南美容専門学校卒業後、福岡市内の老舗サロンに入社。4年目にスタイリストデビューし、いち早くレイヤーカットを打ち出して人気スタイリストへと飛躍。翌年の2022年に退社し、東京から上陸した人気サロンのオープニングメンバーとなる。初月から新規100人を獲得。2024年12月、月指名売上1200万円を達成。2025年10月よりフリーランスとして活躍中。
Instagram:@masaki_nohira
(文/織田みゆき 撮影/高松竜二)