デビュー初月売上227万円でAIR史上最短デビュー! 池田勇輝が語る“圧倒的成長曲線”の裏側

 

サロン歴代最速デビューを果たしたスタイリストにフォーカスする企画「最速デビュー!ロケットスターター美容師」。スピードデビューが全てではないものの、誰よりも早くステージに上がるには「志」と「戦略」と「努力」が欠かせないはず!

 

今回お話を伺ったのは、AIR (エアー)青山のスタイリスト・池田勇輝(いけだゆうき)さん。AIR史上もっとも早くスタイリストデビューを果たし、さらに初月から227万円という驚愕の売上を記録しました。デビュー直後から頭角を現した彼のロケットスタートの裏側を、じっくり紐解いていきます。

 


 

オールマイティな美容師になりたかった

 

 

編集部:まずは、どんな美容師を目指してAIRというサロンを選んだのか教えてください。

 

池田:もともと大阪出身で、最初から「東京に出たい」という気持ちがありました。どうせやるなら、ヘアだけじゃなくメイクや撮影などトータルで学べ、外部の仕事のチャンスがある環境に行きたいと思っていて。そんな中で出会ったのがAIRでした。メイクも撮影も学べ、芸能関係のお客さまも多く、メディアの仕事にも関わるチャンスがある。ちなみに、最初から「最速デビューしたい」という気持ちは強かったです。

 

1年目から「モデル1日20人」 ロケットスタートの準備期間

 

 

編集部:実際にAIRに入社してからは、どんなふうに過ごしていたのでしょう。

 

池田:とにかく、ずっと練習していました。AIRは定休日でも「入店許可証」を出せばサロンを使える環境だったので、1年目の頃から定休日もお店に出て、モデルさんを入れていました。多いときは、1日にモデルさんを20人くらい切っていたと思います。個室を使って自分のサロンという感じにして。カットするときはアシスタントTシャツを脱いで、自分はカリスマだから絶対にカッコよくするという気迫で施術していました。

 

編集部:1日20人は売れっ子スタイリストのような人数ですね。どうやってモデルさんを集めていたんですか?

 

池田:東京に、僕より先に上京して慶應義塾大学に通っていた幼なじみがいたんです。彼が、「芸能人も来るサロンで、友達が髪切ってるよ」と周りに話してくれて、友達の友達、そのまた友達……と人脈が広がっていきました。そのつながりで、60〜70人くらいの人たちが今もお客さまとして来てくれています。

 

技術の習得においては、「なんとなく」を徹底的になくす

 

 

編集部:AIRのカリキュラムは、どんなステップで進んでいくのでしょうか。

 

池田:まずはシャンプーからスタートして、ターバン(タオルワーク)、トリートメント、カラー、ブロー…という基礎を順番に身につけていきます。そのあとにウィッグカットを経て、実際のモデルを使った人頭カットへ。段階を踏んで技術を積み上げていく流れになっています。

 

編集部:練習のときに意識していたことはありますか?

 

池田:「なんとなくやらない」ということですね。長時間ただ漠然とやるんじゃなくて、「どこがダメだったのか」「次の1回でどこを修正するのか」を頭の中でしっかりと考えながらやる。そうしないと、いくら回数をこなしても上達にはつながらないと思ったからです。

 

 

各技術がある程度できるようになると、項目ごとにテストを受けます。ウィッグの試験ならウィッグの試験官、人頭のテストなら人頭の試験官がチェックします。最終的には「スタイリストチェック」といって、社長や副社長(当時)を含む役員の前で、モデルカットを見てもらう試験があります。

 

>緊張の中実際のサロンワークを再現「スタイリストチェック」

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング