最速デビュー!ロケットスターター美容師 LIPPS hair編  猛者ぞろいのLIPPS hairを最速で駆け上がった男――サイガ。 王道こそが、デビューへの最短の道だったLIPPS hairサイガさん

時間がある限り練習を辞めなかった

 

 

編集部:どんな教育カリキュラムでしたか?


 サイガ:もう7年も前の話なので、現在の内容とは違うところもありますが、参考までにお話します。最初はシャンプーから始まり、カット、カラー、パーマ、スタイリングを幅広く学ぶ内容でした。しかも、当時はレディースも含めた総合的な技術を習得するカリキュラムだったんですよ。まずはレディースのカットを学んで、その後にメンズに移行するという流れでした。ちなみに、今はメンズに特化した教育が行われています。

 

編集部:どのサロンでも早期スタイリストデビューを果たしたみなさんは、かなりストイックに練習に取り組んできた印象がありますが……?

 


 サイガ:営業前と営業後の時間がある限り自主的に練習していました。終電が過ぎても練習を続けることもあり、歩いて帰ることもありました。下北沢に住んでいたので、渋谷から歩けないこともなかったんですよね。

 

LIPPS hairにはアカデミー制度があり、週イチで1日中練習して技術向上を目指す時間をつくることができたのもありがたかったです。1年目のアシスタント全員が特定の店舗に集まり、朝から晩までみっちり練習できるんですよ。先輩や代表クラスの方々に直接見てもらえる環境なので、スピード感をもって技術を習得できました。夜遅くまで残って練習していても、先輩たちは最後まで付きそってくれて、優しくアドバイスをくれたのもありがたかったです。

 

人の3倍やれば、3倍のスピードで成長できる

 

 

編集部:どんな意識で練習に取り組んでいたのですか。


サイガ:人が3カ月かけてやるようなことも一気に詰め込んで1カ月で終わらせるくらいの勢いでしたね。僕は「1日には24時間しかない」という意識を常に持っていて、練習以外の時間をできるだけ削って技術を身につけるスタンスで取り組んでいました。たとえば、食事の時間もただ食べるのではなく、カリキュラムの動画を観て頭に入れる時間にしたりして、可能な限り練習や学習に充てました。本気で早く技術を習得したかったので、とにかく「数をこなす」「継続する」ことを徹底したんです。

 

編集部:苦しかった期間はありませんでしたか?

 


 サイガ:LIPPS hairに入った理由のひとつとして「メンズヘアスタイルを極めたい」という思いがありましたが、当時のカリキュラムにはレディースの技術も含まれていました。「重い・軽い」の感覚や「何がかわいいのか」など、女性のヘアスタイルならではのポイントを掴むのは正直難しく感じていたんですよね。一方で、メンズヘアスタイルには得意意識がありましたが、メンズヘアサロンとしてクオリティを高めなければいけないプレッシャーもあったから、決して楽ではなかったです。

 

>スタイリストデビューの試験では手が震えた

 

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