入社後3カ月でデビューし、初月月売上112万円! 神速で駆けるNullの新世代スター「梅比良快斗」に迫る
Nullとの出会い、そして不採用からの逆転

編集部:そもそもNullを知ったのはどんなきっかけだったんですか?
梅比良:専門1年のときに、フウガを知ったのがきっかけです。SNSでの言動が圧倒的にかっこよかったし、セミナーに参加した際に、終電のために会場を出なくてはならない学生を、わざわざセミナーを中断して出口まで行き、しっかり見送っている姿を目の当たりにして、その人間性にも惹かれました。
編集部:でも一度はNullの採用試験で不採用だったそうですね。
梅比良:はい。一次面接で落ちています。当時は憧れが強すぎて、フウガをはじめとするNullの先輩たちと「一緒に働くこと」がゴールになっていたんですよ。
でも、不合格の悔しさの中で「この人たちを超える美容師になる」と気持ちを切り替えました。その後の行動を見てもらい、Null共同代表の松岡に声をかけてもらったんです。そして、専門学校2年の11月に実技試験を受けて、12月に内定という流れで入社しています。

編集部:入社後はどんなカリキュラムで成長していったんですか?
梅比良:本当は4月の入社と同時にジュニアスタイリストとしてのデビューを目指していたんです。なので、学生時代からNullの講習や自主練に通ったりと準備をしていました。結果として、4月にジュニアスタイリストにはなれなかったものの、カラーリストとしてデビュー。そこからもサロンワークと並行して、ブリーチリタッチやダブルカラー、薬剤知識の理解、提案力、さらに店内美化や道具の扱い方まで徹底的に学ぶ毎日でしたね。毎週水曜には朝9時から午後3時までNullの「カットカリキュラム」があり、そこでがっつり練習していました。
でもNullでは技術だけでなく、人間性も重視されていて、他人を思いやる利他的な行動や主体性の有無なども見られます。平均年齢23歳の若いサロンだからこそ、技術だけじゃなくて、人間性が伴っていないとダメなんです。

編集部:デビューの基準は厳しそうですね。
梅比良:3カ月平均で66万円以上の売上、カリキュラムの進捗、そして人間性。この3つをクリアすることがジュニアスタイリストのデビュー基準です。僕は4月からカラーリストとして売上を積み上げ、7月にジュニアスタイリストとして認めてもらえました。ちなみに、デビュー月の売上は112万円でした。