「もみれ毛」でブレイク!『VIEW』20代女性幹部moeの「売上1000万」は通過点。「あなたに似合う」を叶える魔法。3拠点で届ける、顔まわりの奇跡
「女性美容師が長く働き続けられる道を見つけたい」

――今は、銀座のもうひとつの店舗と、横浜店、大阪店でも定期的にサロンワークをしているそうですね。どれくらいの頻度でまわっているんでしょうか。
他の3店舗には、月2日ずつ行ってます。大阪店は、2022年からずっと通っているんですよ。もともと幹部が教育のためにいろんな店舗をまわるシステムがあったので、その名残りで今も出張を続けています。いつもいないスタイリストがサロンに来て施術すると場の空気感も変わりますし、新しい発見や気付きにも繋がって勉強になるんですよね。営業後はみんなでご飯に行ってコミュニケーションも取れるので、毎回楽しみにしていて。それに私にとって、出張営業はリフレッシュにもなるんですよ。「いろんなところでサロンワークをしたい」と希望するスタッフも多いので、複数の拠点で働ける選択肢はある方がいいなと思っています。

――数少ない女性幹部として、仕事上で意識して取り組んでいることはありますか?
理論的な男性幹部が多い中で、私はどちらかというと感覚的なタイプなんですね。それを生かしながら、女性目線でしっかり発言するようにしています。お互いの意見を尊重し合える仲間たちなので、いい感じでバランスが取れているんじゃないかなと思いますね。
後輩たちに女性が増えてきたので、女性美容師が働きやすい環境や仕組みづくりを築いていきたいなと思っています。とくに、ママ美容師が長く働き続けられる道を見出していきたいですね。私自身はプレイヤーであり続けたいと思っているので、新しい働き方にどんどん挑戦して、「これいいな」と感じたことは少しずつ社内に浸透させていきたいです。

- プロフィール
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moe(モエ)/『VIEW Ginza』マネージャー
大阪府出身。グラムール美容専門学校を卒業後、都内の有名デザインサロンに入社。わずか11ヵ月でスタイリストデビューを果たし、着付けやマツエク、ネイルなどトータルビューティを経験。2021年、『i. Tokyo(現・VIEW TOKYO)』のオープニングスタッフとして参加。「もみれ毛」の発信を機に、一躍人気スタイリストに。翌年、新店舗の銀座店店長に抜擢され、2023年マネージャーに就任。10代〜60代までの幅広い顧客をもち、現在は銀座・横浜・大阪の3拠点で活躍中。
Instagram:@view_moemoe
(文/織田みゆき 撮影/松林真幸 MIKAN inc)