月間最高指名売上1800万、VIEW TOKYO代表・菊地佑太が目指す真の繁栄のための”両軸教育”と社会貢献への想い

 

「教育は寄り添い。時代が変わっても生き残れる美容師に」

 

 

――菊地さんは月間最高指名売上1800万という異次元の数字を達成していますし、VIEW TOKYOのスタッフも1000万超えプレイヤーを続々と生み出しています。並大抵の努力では、達成できない数字かなと想像するのですが。

 

創業してしばらくは売上ばかりを追っていましたが、数字を目標にすると“疲弊”が生まれるんですね。アシスタントの協力が必要不可欠な数字ですから、俺様主義で言葉がキツくなったり、日常の振る舞い方がひどければ「心からサポートしたい」と思えなくなってきますよね。なので、それを達成するためには関係性の構築がすごく大事なんです。そのためには”人間力“が必須。心配りのある言葉の使い方だったり、普段からの関係性を着実に積み上げていく必要があります。

 

 

僕ら世代が10年かかってたどりついた売上に、今はSNS集客で23年でたどりつけてしまう時代なので、”集客できるからすごい”と勘違いしがちなんですね。しかし、「サポートしたい」と心から思ってくれるスタッフがどれくらい付いてくるかは人間力なので、そこを育てないと1000万以上の領域にはなかなかたどり着けません。数年前にそこに気づいてから、「常に地に足をつけるように」ということはスタッフに言い続けてきたので、だんだんとそういう風土ができあがってきたんじゃないかなと思っています。

 

1000万という数字はひとつの目標値ですけど、それを達成するためにはいろんな壁があります。そこを経験して人間力を成長させてほしいですし、人間力を向上すれば社会貢献にも繋がると思っていて。組織としても、人間力があるスタッフがあふれてきたら、「先輩に教えてもらったら後輩に教えて貢献する」という流れができて、きれいに循環していくと思うんですよ。そして、組織がどんどん厚くなっていく。そんな形が理想ですね。

 

 

 

――菊地さんは、普段からスタッフとよくミーティングするそうですね。

 

しますね。僕は教育を”寄り添い”だと思っているので、「君の未来の景色も一緒に見にいこう」という気持ちで、スタッフと対話して一人ひとりの理想の未来を探り、そこにたどり着けるように少しずつ導いていくことを大切にしています。僕自身は手探りで成長してきたので、不安を取り除いて寄り添ってあげたほうがいいなと思っていて。「こうなりたいなら、今やるべきことはこれなんじゃない?」というように、一緒に考えてあげる。それを、アシスタントにもしていますね。スタッフみんなの美容師人生が楽しくなるように、を目指しています。

 

プロフィール
菊地 佑太(きくちゆうた)/『VIEW』グループ代表取締役社長
茨城県出身。山野美容専門学校卒業後、都内2店舗を経て有名店に入社。そこで18年技術を磨き、代表も務める。2021年9月、仲間たちと渋谷に大型サロンを創業。4年で18店舗を展開し、サロンワークでは月間最高指名売上1800万を記録。2025年3月、15店舗の名称を「VIEW」に変更し、旗艦店である『VIEW TOKYO』を主に管轄。カミカリスマ5年連続受賞。
Instagram:@view_kikuchi

 

(文/織田みゆき 撮影/松林真幸 MIKAN inc)

 

   ライフマガジンの記事をもっと見る >>

   リクエストQJ Instagram

   リクエストQJ YouTube

  旬の美容師求人はこちら

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング