朝8時にオープンし、サンドイッチも提供中! whyte浜本忠勝さんが目指すヴィーガンビューティなサロンとは?

朝8時オープンは大好評! カフェとサロンが両方あるユニークな店をオープンさせて

 

 

提供しているサンドイッチやコーヒーなどは、専門学校の同級生が担当しています。彼が飲食での独立を目指していたので話をしたら意気投合して、共同で会社を立ち上げることになりました。

 

苦労したのは保健所の審査。カフェとサロンが両方ある店というのはあまり前例がなく、開店してからも頻繁に抜き打ちで保健所の指導が入りました。検査で特に大変だったのは、衛生的かつ安全に食品を提供するためにシンクを増やしてほしいと指摘を受けたこと。サロンオープン後にシンクを二つ追加で設備しました。検査には苦労しましたが、クリアしていったことで、今では完全に許可を得ています。

 

メインメニューをサンドイッチにしたのは、イートインでもテイクアウトでも手軽に食べられるから。価格も300円からとかなり控えめに設定しました。手軽に毎日食べられるほうが「自然体でいられる」という店のコンセプトと合っていますし、原宿のこの辺りってコンビニしか手頃な価格で手軽にサクッと食べられるものが売っていないんです。それは僕も働いて感じていたことだったので、コンビニで済ませるのではなく、体にいいものを地元の方にデイリーに食べてもらいたいと思いました。

 

 

サンドイッチはタマゴやハムチーズなどの定番や季節のフルーツサンドなど旬の素材を使ったもの、またミルク不使用のパンで作るヴィーガンサンドなど毎日10種類ほど販売しています。具体的なメニューを考えるのは共同代表に任せていますが、僕にとって飲食は新しいチャレンジなので、「どんなものが売れるかな?」などみんなで考える時間を楽しんでいます。

 

サロンの営業時間についても、朝8時はかなり人気ですぐ予約が埋まります。起き抜けでここにくれば髪もきれいになり、朝食も食べられると、とても好評です。サロンをオープンするまでは出勤前の方が多く来店されるだろうと思っていたのですが、休みの日に朝早くきてその日をスタートさせたいという方や、朝のラッシュの時間を避けたいというお子さま連れの方も多く来店されます。「早起きはつらくないですか?」とお客さまに聞かれるのですが、前店のときも撮影やミーティングなどでけっこう早く出勤していたので、あまり無理をしているとは思っていません。6時過ぎに起きて7時半ごろお店につくので、朝の空気が清々しいです。

 

押し売りをしたいわけではない。ヴィーガンな考え方やプロダクトを知るきっかけになれば

 

 

成分が100%オーガニックなプロダクトとなると、お客さまのさまざまな髪の悩みや頭皮の悩みに対応できないので、サロンのコンセプトに合いません。お客さまの悩みを解決して、かつ心も体もきれいになって帰っていただきたいという思いでやっているので、サロンでは自然由来の成分をベースにしつつも、髪の悩みを解決する有効な化学成分を配合した「ハイブリット」と言われるプロダクトを置いています。イタリアのナチュラルヘアケアブランド「davines(ダヴィネス)」がその一つです。例えば「シリコン=体に悪い」と思われるお客さまもいるのですが、水溶性のシリコンであれば、水で洗い流せば頭皮に残留しません。

 

サロンで提案するヘアスタイルも、街で見かけないようなヘアは作らず、街やそのお客さま、その方のファッションに合わせたリアルクローズさを大切にしています。whyteのサイトに掲載しているビジュアルも、お客さまに「自分のライフスタイルに取り入れたいな」と思っていただくために、耳に髪をかけているシーンなど、日常の瞬間を切り取ったものにしました。

 

 

僕は、思想を押し売りしたいわけではありません。なので、ヴィーガンといっても肉は食べないとか、100%オーガニック商品を使わなくちゃいけないとは思っていないんです。このお店にきたことで、例えば動物実験をしていないものを選ぶとか、コンビニでレジ袋をもらわないようにするとか、お客さまの意識が変化するきっかけにしてほしい。僕が世界を変えることはできないけど、お客さまのライフスタイルをよりよい方向に変えるきっかけになればと思っています。

 

>浜本さんが会長を務める、国際ヴィーガンビューティー協会を作った理由とは?

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