ライフステージが変わってもキラキラ輝く女性美容師が、Sraw小野優さんのロールモデル―天職WOMAN―

 

代官山のサロンSraw(スロウ)の副店長を務める小野優(おの ゆう)さんは、一つのスタイルにとらわれない女性目線の似合わせに定評があります。優しげな雰囲気で語り口調も落ち着いている小野さんですが、実は休みの日もサロンワークしたくなってしまうというパワフルさの持ち主。そのパワーの源は、自分が目標とする女性美容師像にあるそうです。小野さんに、詳しくお話を伺いました。

 


 

ヘアメイクの仕事を経たからこそわかった、美容師の仕事の楽しさ、お客さまの大切さ

 

 

新卒で上京して、最初に働いたのは表参道のサロンです。そこで2年のアシスタント期間を経て、3年目でデビューしました。会社の方針で、デビューも早かったですし、SNSよりも集客サイトに掲載するスタイルの撮影に力を入れていました。アシスタントの頃から私もその撮影に注力していて、先輩がヘアを作って、私がメイクをする……というのを毎週やっていましたね。

その経験から「もっとメイクの仕事をしてみたい」と考えるようになり、アーティストのヘアメイクなどを請け負っている別のサロンに移ったんです。きっかけは本当に偶然です。ヘアメイクの仕事を本格的にできるサロンを探しているときに、先方から声をかけていただきました。サロンを探しながらInstagramで自分がメイクしたモデルさんを発信していたので、それを見て誘ってもらった形ですね。

 

 

そこは、美容師の仕事をメインでこなし、希望すればヘアメイクのアシスタントとして勉強させてもらうという働き方もできるサロンでした。そのサロンでは2年間ほど過ごしましたが、とても貴重な経験になりましたね。

ヘアメイク1本で仕事をしていくという難しさももちろん感じましたし、サロンワークとヘアメイクの両方を経験したことで、サロンワークのみで頑張りたいと強く思うようになったんです。

 

そうして、新しい環境を探している中で出会ったのがSrawのオーナーの柳(亜矢子氏)でした。この人のもとで働きたいと、柳のいるサロンに移ることにしました。

美容師1本に戻ると、やっぱりお客さまの大切さが身に沁みましたね。自分がアシスタント時代からの付き合いのあるお客さまの結婚式前のメンテナンスをお任せいただいたり、ロングからショートにバッサリ切るのを任せていただいたりして、しっかりした繋がりを感じられることが、今はとても嬉しいです。

 

>経験を積んで“好き”にエッセンスを加えることで、自分なりの色が出る

 

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