たとえ遠回りでも、自分の道は自分で作れる。上京で広がった美容師としての可能性 SLEEPY 荘司海右さん―天職WOMAN―

撮影、ビジュアル制作、サロンワーク。任される仕事が広がる中で見えてきた現在地

 

 

美容師をやっていて楽しいと感じるのは、やっぱりカットをしている時間ですね。ヘアデザインを考えながらカットしている時はすごく楽しいです。それ以外だと、撮影も好きです。

撮影は、お店全体でやっているものと、スタッフと月に1回ペアを組んでやっている小規模なものがあります。ペアの撮影では、ヘア担当とメイク担当のように役割を分けることもあって、私はメイクやファッションのスタイリングを担当することが多いですね。

 

一方で、サロンとして行う大きな撮影では、ディレクションからヘアメイクまで関わることもあります。最近はSLEEPYのビジュアル制作も任せてもらえるようになり、ディレクションを担当することも増えました。衣装やカメラはそれぞれ担当の方がいて、チームで作っているという感じです。

 

 

SLEEPYのビジュアルを担当するようになったのは、1年くらい前から。私がSLEEPYに入った頃は、まだお店として撮影の文化がそこまでなかったんです。逆に、愛知のサロンは撮影がとても盛んだったので、「こういうことをやりたい」という話は入社した頃からしていました。

そこから少しずつ撮影をする機会が増えていって、最初はヘアメイクにも入れなかったところから、今ではトータルで携わらせてもらえるように。そうやって任せてもらえる範囲が広がってきたのは、すごく嬉しいですね。

 

今は、比較的ホワイトな環境で働かせていただいていますが、美容師はどうしても拘束時間が長い仕事です。休みの日もセミナーに行ったり、撮影をしたりすることが多くて、生活の大半は美容師の仕事ですね。でも、それは今の自分には合っていると思っています。

というのも、私はまだ美容師として「何かをつかんだ」という感覚がないんです。ヘアメイクの仕事など今後やりたいこともありますが、他のことに手を広げるよりも、今は美容師としての幅を広げていきたいと思っています。

 

 

もともと、いろいろなことを同時にやるのがあまり得意ではないタイプなんです。二つのことを一度にやろうとすると、どちらも中途半端になりそうな気がしてしまって。まずは美容師としてしっかり結果を出して、そのうえで次のことを考えたいですね。まだ26歳なので、ワークライフバランスやプライベートの充実を考えるのも、もう少し先のことかな。今できていることをベースに、さらに精度を高めていくことが、直近の目標です。

 

プロフィール
SLEEPY/スタイリスト
荘司 海右(そうじ みう)

愛知県出身。名古屋理容美容専門学校卒業後、愛知のデザイナーズサロンに入社。アシスタントとして2年半を過ごしたのちに上京し、SLEEPYに入社。ラフで作り込みすぎないヘアを得意とし、顧客から信頼を集める一方で、洗練されたライフスタイルの発信も注目されている。

Instagram:@miusoji

 

(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)

 

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