倉田聡子さんが産休復帰と共にNEWサロンBehövをOPEN!「原宿のおばあちゃん美容師」になっても、誰かの“必要”でありたい。

改めて思う自分のサロンワークスタイル

 

 

上田さんご夫妻は、当時すでに子育て中の美容師として日々サロンを運営されていて、私にとってはとても身近なロールモデルのような存在。お二人はわたしの夫が美容室経営者ということをご存知だったので「産後は旦那さんの会社と協力してやるのもいいんじゃないか」という提案もしてくれました。

私は以前から女性美容師が出産を経て、なんとなく第一線から退くイメージに納得がいかずにいましたし、THE REMMYで上田さんとイセキさんが子供が生まれても二人でバランスをとりながらサロンワークはもちろん、セミナーや撮影の仕事もこなしていたのを見てきました。だからこそ、このタイミングでチャレンジしたいという気持ちが湧き上がりました。

私の夫は、都内で複数の美容室を運営しています。THE REMMYを離れたあとの働き方を相談することができました。

 

 

その時に、私らしい働き方を叶えながら、お客さまに喜んでもらえるにはどうしたらいいんだろうと。私はとにかくお客さまと話すのが大好きなんです(笑)。そうやって自然体で接してお客さまとずっと繋がっていられることができたら嬉しい。

 

 

夫から「自分でサロンを作ってやるのもいいかもね」と応援してもらい、そういった環境の変化の中で自分が納得できるやり方で、一人ひとりのお客さまと向き合いたい。そんな気持ちがどんどん強くなっていきました。

 

運命を感じた物件と、街の空気

 

 

そんな折、産休中にふらりと立ち寄ったお気に入りのカフェの近くで、「あの物件が空くらしいよ」という噂を耳にしました。そこはかつて、地元で愛された飲食店が17年間営業していた場所。原宿の中心地から少し外れた静かな通り。騒がしすぎず、でも感度の高い人たちが自然と集まってくる空気感がある。この街なら自分らしく働けるかもしれない。そう感じました。

 

物件を見つけ、いざ内覧に一緒に行ったときに私自身ここでならやってみたいという思いになり、夫からも「ここでやってみてもいいかもしれないね」と言ってくれました。

 

この場所がもつ歴史、通いやすさ、自由度の高い内装。そして何より、ここなら“これからの先のイメージができるサロン”をつくれる。そんな想いで、「Behöv」をスタートすることを決めました。

 

 

「Behöv(ベホブ)」という店名は、北欧の言葉で「必要とされる」という意味を持つ言葉。美容師として、そして一人の人間として、「誰かに必要とされる存在でありたい」という想いは、私がずっと大切にしてきたモットーでした。最初は「読みづらいかな?」と心配しましたが、むしろ記憶に残る個性的な名前になるのではと思い、決断しました。

オープンの喜びと同時にこれまでにないプレッシャーも感じています。お店を任せてもらうということはこれまでやってきたこと、これから先の全てに責任を持つということ。本来であればTHE REMMYで復帰するべきところを、私の挑戦を快く後押ししてくれた上田さんとイセキさんにも感謝しています。だからこそ「頑張ってるね」と言ってもらえるよう地域に愛され、必要とされるサロンにしたいんです。

 

>みんなに必要とされる場所をつくりたい

 

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