【美容師のキャリアチェンジ】お客さまに向けてきた技術と想いを、今度は美容学生へ。三幸学園で教員として開く新しい道
現場を知っているからこそ伝えられることがある
–美容師の経験は、どんな場面で活かされていますか?

学生のほとんどは、美容の仕事に夢や憧れを持って入学してきます。その中で、美容師の現実や国家資格を取る意義などを、経験者として伝えられるのは大きいですね。また、漠然とした目標を抱く学生の背中を押したり、進路を明確化させたりなど、モチベーションを上げながら具体的なアドバイスをすることができるのは、現場のリアルを知っているからこそだと思っています。
–これまでの経験は活かせても、いきなり教員になるのは難しくないですか?
研修もありますし、まずは先輩と一緒に授業に入って、できることから少しずつ教えていくという流れなので大丈夫です。特にシャンプーやヘアアレンジなどの実践的な授業などは、現場で活躍していた美容師ならすぐにできるようになると思います。また、授業も然り、進路相談などは学生との対話が大切になりますが、「話を聞いた上で、人に何かをわかりやすく伝えること」というのは、サロンワークで毎日行うカウンセリングと同じです。培ってきた力を存分に発揮できると思いますよ。
熱量の高い学校だからこそ、教員自身も成長できる
― 教員へのキャリアチェンジを考えている方へ、何かアドバイスはありますか? また、三幸学園で働く魅力やおすすめできるポイントを教えてください。

美容師も、お客さまの人生に寄り添う素晴らしい仕事ですが、教員として学生の未来を支えることも同じくらい尊く、大きなやりがいがあります。
私は、もともとは人前に立つことがとても苦手で、教員なんて昔の自分からは想像もできない仕事。でも続けていくうちに自然と慣れていきますし、人前が得意でなくても“人とコミュニケーションを取ることが好き”という方であれば、十分に楽しみながら働ける仕事だと思います。
数ある学校の中でも三幸学園をおすすめしたい理由は、何より“生徒と向き合う熱量の高さ”。挨拶や電話のかけ方といった社会人としての基礎から丁寧に指導し、欠席が続く生徒にはこまめに連絡をとり、保護者とも連携しながらしっかり支えていきます。
私は卒業生なので当たり前に感じていましたが、他校出身の教員からは「ここまで一人ひとりに寄り添う学校は珍しい」と言われるほどです。
技術や試験対策を教えるだけでなく、人としての成長に立ち会えること。それこそが、この仕事ならではの喜びであり、教員としての大きなやりがいにつながるのではないでしょうか。
−最後に、今後のご自身の目標を教えてください。

今年に入ってからはアイラッシュの資格を取得するなど、教員になった今も新しいことへ挑戦し続けられる環境にいられることを日々ありがたく感じています。自分自身も学び、成長しながら、そのチャンスをしっかりと活かしていきたい。そして、学校がより良い方向へ進んでいけるよう、これからも貢献していければと思っています。

- プロフィール
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学校法人三幸学園/横浜ビューティー&ブライダル専門学校
教員
森川薫奈(もりかわゆきな)
宮城県出身。仙台ビューティーアート専門学校卒。神奈川県内のサロンを2社経験後、教員の道を歩む。美容師に限らず、アイリストやヘアメイク、アイラッシュなど多様な職種を志望するクラスの担任を受け持つ。
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