上場企業で叶えた、土日休み・年収アップ。アジュバンコスメジャパンで“営業=無理”をくつがえすキャリアチェンジ
お客さまに寄り添う“美容師目線”が武器に! 未経験から始めたメーカー営業

―入社後に美容師としてのキャリアが役立つことはありましたか?
入社前は役に立つと思っていたんですけど、入ってみたら一概には言えないな、と。元美容師の経歴を出すことで、現役の美容師さんが受ける印象はさまざまなので、自己紹介の仕方や伝え方は場面によって変えています。
でも活かせる部分はもちろんありますよ! 僕はカラー剤やシャンプーなど、技術的な知識があったので、営業先のサロンでも話が早いですし、実演や臨店講習にも対応できるのは大きいですね。
―国井さんのように、元美容師さんではない営業の方が実演をするときはどうなるのですか?
インストラクター職の社員がいるので、その社員が一緒にサロンに行き、実演や講習など手を動かす業務を担当します。僕も、最初はインストラクター職になるのかな?と思っていたのですが、営業になりましたね。

―なるほど。メーカー営業として働き始めて、「美容師と全然違うな」と感じたことはありますか?
一番驚いたのは休みがあって、休みの日は本当に「休んでいい」ということですね。美容師のときは休日も練習やモデルハントもありましたし、長期休暇を取るのも難しかったですからね。最初は戸惑いました(笑)。
あとは、給与面も大きく変わりました。美容師時代にはなかったボーナスを初めてもらったときは「本当にもらえるんだ!」と嬉しかったですね。

―職場の雰囲気はいかがですか? 企業というと、堅苦しいイメージがあったり、「営業はノルマもあって大変そう」と感じる美容師さんもいらっしゃるかもしれません。
実は意外と自由度が高くて、自分らしく働ける環境なんですよ。やるべきことはもちろんありますけど、商談の仕方や提案内容は自分で考えて動けるので、型にはまった仕事という感じではないですね。逆に、誰かが敷いたレールに沿って働きたいという人には向いていないかもしれません。
美容師さんって、お客さま一人ひとりのことを考えて行動しているじゃないですか。営業でもそれと同じで、サロンさんのことをしっかり考えて行動すれば、信頼関係も築けますし、結果的に成果にもつながっていくんですよね。
数字に関しても、美容師さんも「今月の売上はいくら」って追っていると思うんですけど、営業も同じで、サロンさんの売上が上がれば、自然と自分の数字もついてくる。お客さまの髪をきれいにするのと同じで、「このサロンがもっと良くなるにはどうしたらいいか」と考えるのが僕たちの仕事です。そういうことをしっかりやっても上手くいかないこともありますが、“数字は生き物”なので、会社から叱責されるようなこともありませんよ。
>「売る」のではなく「伝える」。営業は、商品とサロンの“いい関係”をつくる仕事