入社初日からフリー客ラッシュ、ゼロから450万円の指名売上──“売れる美容師”はCOVER HAIRだからこそ生まれる
次回予約率70%! デビュー時から続けている手書きDMの確かな成果

僕はもともと「売上を上げて稼ぎたい」という気持ちが強く、美容師としての原点もそこにありました。アシスタント時代からスタイリストの数字を見るのが好きで、よくアシスタントにつかせていただいていたスタイリストや、店舗の数字がのびてくれることが自分のモチベーションになっていたんです。
スタイリスト1年目から指名売上は100万円を超え、順調そのもの。そこから徐々にアベレージも伸びていきました。今では、指名売上の平均は400~450万円、多いときは550万円に達することもあります。
数字が伸びた背景には、あるときに訪れた視点の変化がありました。お話ししたとおり、最初は「売上を上げたい」「稼ぎたい」が先行していて、そのためにお客さまに尽くしてきましたが、月200万円を超えるようになった頃から、お客さまから「あなたに担当してもらってから髪の悩みが解消された」「切ってもらうようになってから髪質が本当に良くなった」と言われることがすごく増えてきたんです。そこから、「自分の技術で、髪を通して人のライフスタイルに関われる」ことの意味に気づき、自分の美容師としての【価値】を高め、美容師という仕事を通して世の中の人の役に立ちたいと強く考えるようになりました。
COVER HAIRはとにかく集客力がすごいので、たくさんのお客さまを担当したことで、技術が磨かれた結果なのかもしれませんね。量(経験)を重ねたことで、対応力にしても技術にしても、本質を捉える力が徐々に身についていったのだと思います。その時期を境に売上がさらに向上していきました。

この変化とは別に、集客施策として僕がずっと続けているのが手書きDMです。デビュー当初から、お客さまが常連化するまでは、来店後1週間以内に一度、そして次回来店予定のサイクルが来る直前にもう一度、お客さま一人ひとりに合わせた計2枚のハガキを今でも送っています。
ハガキを送り始めた当時から、来店時の技術はもちろん力を尽くしています。技量が足りない若手の頃だとしても、退店後のコミュニケーションが優れていれば「またこの人にお願いしてみようかな」とチャンスをもらえることがあるんですよね。技術も昔より精度が上がってきたことに加えて、今の時代だからこそ【手書き】で“自分のためだけに書いてくれている”と感じてもらえることで、お客さまとサロンワーク以外でも信頼構築することができ、次回予約率は70%以上を保つことができています。
最初にバックオフィスの存在感が大きいとお話ししましたが、それを頼るばかりでなく、自分のできる施策で、指名の数を積み上げてきました。
