【美容師のネクストキャリア】“未経験”でも叶う!憧れのブライダルヘアメイクとしてゼロからスタート。ライフステージに合わせた働き方も実現

 

「ヘアメイク」に憧れを持つ美容師は多いものの、キャリアの道筋はそう簡単ではありません。所属先によっては勤務時間の不規則さなどから、私生活とのバランスを図るのが難しいといったお悩みも…。そこで今回は、全国で和装事業とウェディング事業を広く展開する『一蔵』に転職し、ゼロからブライダルヘアメイク技術を習得した塚越奏(つかこしかな)さんをインタビュー。現在はブライダルヘアメイクとして現場を担う一方で、スタッフを牽引するマネージャーとしても活躍されています。美容師から転職した経緯や技術の習得法、具体的な仕事内容について聞きました。ネクストキャリアをめざす美容師さんは必見です!

 


 

営業時間内に段階的教育カリキュラムを習得して”3ヵ月”で入客

 

 

学生の頃からヘアメイクになりたくて、中でも「ブライダルヘアメイク」に強い興味があったので、そこは明確な目標として目指していました。そのためにまずは美容師免許を取得して、美容室に就職しました。アシスタント期間3年を経て、スタイリストも同じくらい経験しておきたかったので3年実績を積んで。お客さまに対して緊張せず、ある程度の自信を持って技術提供ができるようになったので、そのあたりから真剣に転職を考えて、結婚式場やヘアメイク事務所の求人を探し始めました。

 

お呼ばれ用のヘアメイクなどはお店で経験していましたが、ブライダルヘアメイクは全くの未経験だったんです。そのため、就活の条件として教育カリキュラムがしっかりしていること、そして和装の着付け技術を習得できるという点は外せませんでした。あとは給与面や福利厚生などもある程度しっかりしている所が良かったので、企業としてきちんと経営が成り立っているところを探しました。結果的に2社に絞ったのですが、実際に面接に行って圧倒的に印象が良かったのが『一蔵』でした。人の雰囲気も明るくて温かかったですし、なにより空間の壮大な世界観にすごく惹かれたんです。

 

 

無事に採用されて働き始めたわけですが、技術練習は営業時間内にするので、入社3ヵ月目には新郎新婦のお母様のヘアセットで入客できました。練習はカリキュラムに沿って進めていき、テストに合格したらその項目から入客できます。学び方の手順としては、最初にデモンストレーションを見てウィッグ練習、そのあとモデル練習をします。ご年配用のヘアセット、ブロー、メイクという順番で学び、次に若い女性用のヘアメイク、男性用ヘアメイク、和装の着付け、日本髪かつら、角隠し、綿帽子などを習得していきます。シャンプーなどの前段階が必要ないですし、練習はとにかく楽しかった記憶しかないですね。入社半年後には、花嫁様にも入客しました。当日は、緊張と感激で胸いっぱい(笑)。会場の扉がバーンと開いたときは、本気で泣きそうになりました。

 

 

自分の技術が、お客さまの一生の思い出として写真や映像に残る仕事

 

 

ブライダルの件数は、だいたい月に最大10件ほど。当日までに前撮りやリハーサルもあります。なので、ほぼ毎日お客さまと接していますね。式当日は、1時間45分の間にヘアメイク、ボディメイク、着付けまでして式に送り出すのが基本です。人数としては10名くらいでしょうか。スタッフみんな、かなり忙しいですよ。でも、うちの会社は式中と披露宴中に介添えせずに待機できますから、その間は次の式の準備や衣装の検品やアイロンがけなど、他の作業にあてることができます。

 

デビューしてからも一定期間は先輩が必ず付いてくれるので、そこは安心して取り組むことができましたね。今年入社4年目になりますが、これまでの全てのお客さまに思い入れがあります。とくに印象に残っているのは、「アニメのキャラクターのヘアメイクにしたい」とご希望をいただいたご新婦様。相談しながらメイクリハーサルを行い、そのキャラクターにとことん近づけることができて、当日もご満足いただくことができました。提案力も試される仕事で、すごくやりがいを感じましたね。

 

 

お客さまを綺麗にして送り出すという面では、美容師もブライダルも一緒です。しかし一生に一度でやり直しが利かないという意味では、大きなプレッシャーもあります。大きく美容師と違うなと思うのは、自分が手がけた技術がお客さまやそのご家族の大切な思い出として写真や映像に残り、見続けてもらえること。それはすごく嬉しいことですし、いい仕事だなとつくづく思いますね。当日が最高に可愛ければ正解なのがブライダルなので、その日に全力で最高に可愛いものを作れるという楽しさもあります。

 

 

成長できる職場環境。来年は韓国フォトウェディングスタジオも

 

 

美容師時代は仕事の拘束時間が長くて休みも少なかったですが、今は休日が月8〜9日は必ず取れる環境です。万が一、どうしても外せない仕事があって出勤しても、そのぶん代休を取れるようになっています。産休や育休制度も充実していて復帰後も時短勤務が可能なので、女性のライフステージを考えるとすごく働きやすいのではないでしょうか。一番驚いたのは、「コスメ手当」が出ること。好きな化粧品を購入できるので、みんなで買ったものを見せあったりしています(笑)。

 

現在はマネージャーとして案件の調整業務などもしていて、アシスタントのヘアメイク練習指導や和装練習の勉強会などもしています。現場のスタッフのまとめ役として、相談などに対応することも。役職も段階があるので、キャリアップを図ることができます。転勤はないですが、例えば結婚後に家庭の事情などで名古屋に転勤になった場合は、名古屋の式場でブライダルヘアメイクとして働く機会を得られたり、パートの働き方に変えることもできます。そのようなチャンスがあるのは、企業として整っている『一蔵』ならではの強みかなと思いますね。

 

 

ブライダルヘアメイクはフリーランスとして活躍している人も多いですが、『一蔵』に社員として入ると、ヘアメイク業務だけに留まらず、さまざまな専門職のスタッフと共に幅広い視野で働くことができ、技術者としてステップアップしながら自己成長を促すことができる環境が整っています。来年は”韓国ウェディングフォトスタジオ”もできる予定なので、また違ったヘアメイクを習得できますし、とても楽しみなんですよ。今後も少しずつ成長して、女性が働きやすい環境を作れるように頑張っていきたいなと思っています。ブライダル業界に興味がある方、そしてヘアメイクがお好きな方は、ぜひ一緒に働きませんか。

 

プロフィール
塚越 奏(つかこしかな)/ヘアメイク、マネージャー

埼玉県出身。高崎ビューティモード専門学校を卒業後、美容師として6年間、美容室に勤務。その後、ブライダル業界のヘアメイクを目指して2019年、株式会社一蔵に入社。手厚い社内教育を受けて、ブライダルメイクをゼロからスタート。3ヵ月で入客し、現在はヘアメイクとして活躍しながらマネージャーとしても活躍中。

 

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