もう無理、限界突破⋯「美容師がキャパオーバーを感じた瞬間」エピソード10選

「多毛」がトラウマに? 延々と続く施術がもたらした身体の異変(23歳/女性)

 

うちの店は、髪質改善を専門にしているサロンです。なので、朝から晩まで髪質改善のお客さまで予約が埋め尽くされます。5人目くらいになると、アイロンのときには手が腱鞘炎のような痛みやだるさでいっぱいになります⋯。

 

アイロンを持つ手がガクガクしてきて、指先の感覚がなくなり、「リングコームを落とす→拾う→ブラシを落とす→拾う→また落とす」を繰り返し、心が折れそうになっていました。そんな私のトドメをさすかのように現れたのは、ハイパー癖が強くて超多毛のお客さま。髪を分け取ってブラシで挟む、アイロン…この無限ループを繰り返すうちに、髪の毛を分け取る途中で、謎の吐き気が込み上げてきました。

 

そのうち収まるだろうと思い、えずきを隠して作業を続けていたのですが、吐き気は収まりません。手の疲れなのかなんなのかわからないのですが、多毛の癖毛を人差し指と中指で掴んだときに、「おえっ」と、えずいてしまったんです。

これはもう、アイロンすることを体が拒否しているのか⋯? 私と同じく、キャパオーバーになるとえずいてしまう体質の人はいるのでしょうか⋯? 気になります⋯。

 

<まとめ>

忙しさの波に飲まれ、思考も動作もオーバーヒート寸前! 美容師としての限界を感じた瞬間を集めたエピソード10選でした。

お客さま一人ひとりに真摯に向き合うからこそ、自分を後回しにしていつの間に限界を超えてしまうこともある⋯。もちろん、無理をするのは良くないですが、それでも奮闘し続ける姿からは「プロフェッショナル」の魂を感じます⋯!

 

 

(取材・文/リクエストQJ編集部 イラスト/イゴカオリ)

 

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