順風満帆だったわけじゃない。GOODTHINGのメンズパーマスタイルを確立した西村優輝さんが、“今”を築くために積み上げてきたもの

100万回再生のバズりから、新規が爆増

 

 

――今はメンズのスタイルを発信されていますが、もともとメンズスタイルにご興味があったんですか?

 

いえ、最初の頃はレディースのスタイルを作っていた時期もあります。ただ、女性に刺さる「可愛い」を作るのが僕には少し難しくて。自分と同じメンズのスタイルの良し悪しの方が、直感的に分かるなと気づいたんです。メンズのスタイルに絞らず発信していた頃からSNSフォロワーの7割が男性だったので、もともと男性から共感を得やすいタイプだったのかもしれません(笑)。

 

――そうだったんですね。前社からGOOD THINGに移られたのは、どんな心境だったんですか?

 

スタイリストになるタイミングで、これからどうやって売っていこうかな?と、みんな迷うと思うんですよ。僕は「売れてるスタイリストになりたい」という気持ちがありましたし、そのためにも自分の“見せ方”という部分を磨く必要があると思っていました。メンズヘアを打ち出していくことは決めていたので、どうやってセルフブランディングしていこうかなと考え、知り合いだった竜さん(GOODTHING代表/伊藤竜)に連絡してみたんです。

 

 

GOODTHINGを訪れたときに、僕が目指すスタイリストの理想像が、竜さんが作る世界観と重なったんですよね。それで「環境を変えようかな」という気持ちになって、思い切って移ることにしました。一応アシスタントとして入社しましたが、1ヶ月後にはスタイリストデビューを果たしました。

 

――新しい環境で、念願のデビューを迎えられたんですね。初月はどうでしたか?

 

8月にデビューしたのですが、初月売上は40万くらいしかなくて正直「やばい」と思いました。うちは売上をもっているスタイリストばかりなので、この中でどうやったら勝てるんだろう?という気持ちはすごくあったんですけど、とりあえず、出来ることをやるしかないので。どうしようか考えた結果、前社はパーマが強いサロンでもあったので、そこで学んだ技術を活かしてメンズ×パーマの打ち出しに変えたんです。そこから調子がよくなっていきましたね。

 

 

――具体的には、どのように売上を積み上げていったんでしょうか?

 

まずは「年末に100万を達成する」という目標を立てて、竜さんからアドバイスを受けながらインスタに本格的に取り組みました。当初はフォロワーが6000人くらいでしたが、自分のライフスタイルやファッションを混ぜながらヘアスタイルを毎日投稿していたら、ひとつの動画が100万回再生くらいまで伸びたんです。それをきっかけに右肩上がりでフォロワーが増えていき、新規の来店も増えたことで、目標だった100万円も達成しました。

サロンにはいつも竜さんのカメラが置いてあって、スタッフはそれを使って撮影させてもらえるのですが、それがすごく良くて目を引く写真が撮れるんですよ。投稿が伸びたのはそのおかげもあると思います。撮影の仕方や動画編集も、竜さんから直々に教えてもらいました。

 

>デビューから2年で、世界が変わっていった

 

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