順風満帆だったわけじゃない。GOODTHINGのメンズパーマスタイルを確立した西村優輝さんが、“今”を築くために積み上げてきたもの

ブランド力を高めて、男性から憧れられる存在に

 

 

――フォロワーが増えたことで、それに伴って新規も増えていったんですね。

 

すごく増えましたね。新規で来てくださった方を一人も逃さずリピートに繋げようと、接客にこだわったことも、売上につながったのかなと思います。僕はもともと直毛で、ずっとパーマをかけてきた人生だったんです。なので、髪に動きが欲しいお客さまの気持ちがわかるのが強みかなと思っていて。自分と同じ髪型を求めて来店してくれるお客さまも増えてきてアドバイスもしやすかったです。

それに加えて、僕自身、かっこいい美容師さんに切ってもらいたいなという気持ちがあるので、自分のブランド力を上げていけるような見せ方だったり、発信も心がけていました。男性から憧れられる男って、かっこいいじゃないですか。そういう人になりたいんですよね。

 

デビューして丸2年が経ち、最近では以前セミナーをさせてもらった台湾の方との繋がりなども増えてきました。前回は100名規模でしたが、今後は国内外問わず、規模を大きくしてセミナーにも取り組んでいけたらと思っています。もちろん、サロンワークやSNSでも「次はどんなスタイルを仕掛けようかな?」と常に考えていますし、楽しく発信できるような新しいことをしていきたいですね。

 

 

――今年26歳になる西村さんですが、理想の未来像をお聞かせいただけますか?

 

以前は、独立願望は全くなかったんです。でも、売上の数字が大きくなってきて自信もついてきたからなのか、いつか竜さんのように自分の世界観を反映したお店を出せたらいいなと思うようになりました。なので、これからは好きなことをもっと追求して自分色を強めていきたいですし、そのためにも発信にさらに力を入れていきたいなと思います。

20代のうちに出店したいので、あと3〜4年後ですかね。長いようであっという間だとは思いますが、僕はデビューから2年で生活がガラッと変わったので、それに負けないくらいの変化を次の3年後も迎えられていたらいいなと思っています。

 

プロフィール
西村 優輝(にしむらまさき)/GOODTHINGサブディレクター

1999年、神奈川県横浜市生まれ。原宿ベルエポック美容専門学校卒業後、都内老舗デザインサロンに入社。3年間アシスタントとして経験を積み、デビュー目前の2022年8月『GOODTHING』に拠点を移す。翌月、スタイリストデビュー。無骨で洒落感があるメンズパーマをSNSで発信し、その独特のセンスで一躍注目される。デビュー1年目から国内外でセミナー講師としても活躍。

Instagram:@m__c__y

 

(文/織田みゆき 撮影/菊池麻美)

 

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