「抜け感×トレンド」のメンズヘアで注目を集める、GOODTHINGの若手スタイリスト畠山怜さん #Z世代のスター発掘
自分の見せ方を、フェーズごとに工夫
―インスタの発信について聞かせてほしいのですが、わずか1年でフォロワーを2万人に増やした秘策は何でしたか？
アシスタントでスタイル投稿をしても埋もれると思ったので、何ができるかな？と考えて。当時は埼玉在住で部屋も広かったですし、もともとインテリアが好きだったので、それを発信してみることにしました。毎朝部屋でリールを撮ってから出勤していたんですけど、あるとき人気のYouTubeチャンネルからルームツアーの取材が入ったことがあったんです。
それがきっかけでフォロワーが1000人増えて、その動画を見た竜さんが「この方向性でいいんじゃない？」と言ってくれて。積極的にインテリアの投稿をするようになってから、順調に増えていきました。ただ、ライフスタイルをメインに発信にしていたので、僕が美容師だと知らずにフォローしてくれた方がほとんどだったと思います。そこから美容師としての認知に切り替えていくのは難しかったですね。
デビューに向けて自分のことも売り出していこうと、ファッションを投稿するなど内容を少しずつ変えていきました。GOODTHINGに正式に入社してからは、顧客を増やしつつ、1年くらいは撮影に力を入れてスタイル写真だけを投稿しましたね。
―インテリア投稿との同時並行は選択しなかったんですね。
本当は両方やりたかったのですが、都内に引っ越して部屋が半分の狭さになってしまったので、見てくれている方の期待値を超えられないかなと、一度ヘアに振り切った内容にしていました。これからは僕自身を知っていただけるように、パーソナルな部分をもっと出していきたいと思っています。新規のお客さまから「実際に会うとこんな感じなんですね」と言われることが多いので、事前にある程度わかったほうが安心して来店していただけるかなと。そのために、トークの投稿も増やしていきたいですね。YouTubeチャンネルも開設したので、今後はそちらもアップする予定です。
―楽しみです！ 最後に、今後の目標などあれば教えてください。
まずはしっかり売上をつくって、会社に貢献していくのが目標のひとつです。そのあとは、雑誌のスタイル掲載の仕事も増やしていきたいですね。竜さんのおかげで美容師以外の仕事にも挑戦させてもらっていて、すごく貴重な経験だなと感じます。いずれはサロンワークと外部の仕事の割合を半分ずつくらいに出来るのが理想ですね。
色々なことに挑戦できる環境があるので、マルチな活動をして、これから入ってくる後輩たちに未来の可能性を見せていけたらと思っています。
- プロフィール
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GOODTHING
スタイリスト
畠山 怜（はたけやまれん）
埼玉県出身。日本美容専門学校を卒業後、埼玉県内の人気サロン1店舗を経て、2022年、GOODTHINGのオープニングメンバーとして入社。柔らかいメンズスタイルが得意で、ファッション感度の高い20代を中心に人気を集める。
Instagram：@ren_hatakeyama
（文／織田みゆき 撮影／Yui Ogano）
