インスタと集客サイト両方を駆使してバズの相乗効果! #モテ髪 Agnos青山 石川卓弥さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人
今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真を作った美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。
今回は#モテ髪。#モテ髪でTOPにあがってきたのはAgnos(アグノス)青山の店長・石川卓弥(いしかわたくや)さんでした。膨大な数ある#モテ髪の投稿の中で、石川さんはどのような努力をして人気投稿を作り出したのでしょうか。スタイル作りのこだわりや、Instagramのみにとどまらない集客の方法についても伺いました。
SNSに振り回されない! 「アルゴリズムより強い気持ちで自らのスタイルを作り続ける」
―Instagramで#モテ髪を検索すると、石川さんの投稿がTOPに上がってきました。#モテ髪はずっと以前からあるハッシュタグで投稿もすごくたくさんあります。そんな中で石川さんの投稿がTOPになった理由はなんだと思いますか?
もともと、柔らかいレイヤースタイルを得意としていて、そこに#モテ髪のハッシュタグもつけていました。自分の作るモテ髪の要素としては、ツヤと質感のしなやかさを意識しています。他との差別化で言うと、全体的な世界観と細かくレングスの違うスタイルをたくさん載せることですかね。そうすることで、どんなお客さまでも「これくらいの長さにしたい」「こういうスタイルにしたい」というなりたいスタイルに出会いやすくなると思うんです。
―石川さんは美容師歴20年というキャリアをお持ちですが、Instagramは集客用に始めたのでしょうか?
本格的に取り組み始めたのは5年ほど前なのですが、必ずしも集客のためというわけではなかったんですよ。自分のスタイルをまとめるのにいいかな、と考えていたのが大きくて、結果的に集客にも結びついたので、活用しています。
作るスタイル自体もオールマイティーでなんでも手掛けるのですが、集客を考慮して、レイヤースタイルなどのコンサバティブなものに集約していきました。
上品なレイヤースタイルが並ぶ石川さんのプロフィールグリッド
―なるほど。5年ほど前というとちょうどコロナ禍の頃ですよね。その頃はすでにInstagramも成熟している時期で、いいスタイルを作って投稿してもあまり見てもらえなかったという美容師さんも多かったと聞きます。石川さんは、どうやってフォロワー数を増やしていったのでしょうか。
2022年くらいに自分の作ったスタイルが、集客サイトのアワードのTOP10に入ったんですよ。それをきっかけにInstagramの方も見てもらえるようになったんです。そのタイミングを逃さずに1日3投稿を続けていって、フォロワー数を積み上げていきました。当時のアルゴリズムでは1日3投稿くらいしていると、Instagramから「推されているな」という実感があり、着々と伸びていきましたね。
ただ、フォロワー数が1万人、3万人、5〜6万人くらいのときに必ず壁が立ちふさがるんです。それまでと同じ投稿をしていても、フォロワー数が伸びなくなってしまう。
―そういうときは、どうやって乗り越えるんですか?
自分の場合は、あまり方向性は変えずに、とにかく同じことを続けていました。そんな中でも、フォロワーさんに投稿が支持されているとInstagram側に認められると、いつの間にか壁を乗り越えていた……という実感があります。
―石川さんは、インサイトなどを見てアルゴリズムも研究するタイプですか?
そうでもないですね。インサイトは見ますが、細かく分析したりはしません。アルゴリズムに関しても、アルゴリズムを上回る強い気持ちでスタイル作りをするほうが大事なのかもしれないと思っていて。SNSで細かくマーケティングするというよりは、とにかくかわいいスタイルを作って、それを発信することを大切にしています。
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