ショート特化からの転換。トレンドを味方にした#レイヤーボブ sand Hearts ginza坂藤友紀さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真を作った美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。
今回は#レイヤーボブ。#レイヤーボブでTOPにあがってきたのはsand Hearts ginza(サンドハーツギンザ)のディレクターで店長の坂藤友紀(さかとうゆき)さんでした。#レイヤーボブの投稿の中で、坂藤さんはどのような努力をしてTOPに出てくる人になったのでしょうか。かつてはショート特化だったという坂藤さんがSNSの打ち出しをレイヤーボブに変えた理由や、Instagram集客から顧客化に結びつけるための工夫などについても伺いました。
ショート推しのサロンで23歳でデビュー レイヤーボブに着目した背景

―坂藤さんは、sandのオープニングスタッフと聞きました。オープン当初のsandのイメージは“ショート”ですが、坂藤さんももともとはショートスタイルを推していたのでしょうか?
はい。sandにはアシスタントとして立ち上げから関わっています。デビューは23歳のときなので、最初はInstagramではショートスタイルを打ち出していました。おっしゃるとおり、当時はsand全体が“ショート推し”のサロンだったんです。オープン当初のメンバーも全員がショートで打ち出していたので、自然と私もそうなりました。

―そこからボブスタイルにシフトしていったのはなぜですか?
ボブにシフトしたのはコロナが少し落ち着いた頃です。コロナ禍でなかなか美容室に行けないとなると、ショートはスタイルキープが難しいんです。一方、ボブは伸びてきたら結ぶこともできますし、アレンジも簡単です。それまでショートでも、伸ばそうとする方がいるんじゃないかと考えたんです。Instagramの路線変更をするとどうしても一時的にフォロワーが減るので迷いましたが、ボブ推しをしばらく続けていると、徐々にフォロワー数も戻っていきました。ちょうどその頃、“韓国レイヤー”がトレンドになっていたので、それも取り入れようと、#レイヤーボブも打ち出し始めました。

レイヤースタイルはロングヘアの人が圧倒的に多い印象がありますが、それを好む層は髪のケアに時間がかけられる10〜20代前半の女性が多いですよね。
一方、私の顧客層は自分と同年代である30代の女性が多いので、子育てや仕事などで多忙な方の割合も自然に増えていきます。そんな中で、“スタイリングにあまり時間はかけられないけれど、ママっぽく見られたくない”という需要があることに気付きました。#レイヤーボブは30代女性のニーズにマッチしたんですよ。

―たしかに、レイヤーボブはロングのレイヤースタイルよりはお手入れがしやすそうです。
そうなんです。私が作るスタイルは、扱いやすいけれどおしゃれに見えることにこだわっていて、アイロンを通すだけでサマになるものになっています。
こだわりは顔周りのレイヤーで、お客さまの骨格や頭の形などバランスを見ながら、入れる量や位置を設定しています。
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