アメリカと中国で30年美容業界を見続けてきたMr.山田に聞く本当に売れる美容師になる方法

山田流売れる美容師の育て方

 

 

―そのような力はどのように身につけるのでしょうか?

 

僕が今手掛けているスタイリスト育成コースは、早期デビューで、かつ売れる美容師を育てる6カ月140時間の授業です。半分はテクニカルスキルの講習で主にコピーカットを行います。サロンワーク同様スタイルを見てそれを作る実践力を磨きます。そして残りの半分がヒューマンスキルの講習。指名顧客をつかむためのカウンセリング術、接客コミュニケーション力の養成に当てます。お客さまがどんなタイプの方なのかを判断し、必要な会話をし、カウンセリングをする。この過程で指名顧客になるかはどうかは9割方決まるんです。それを自然にできるまでやりこみます。ただ、基本のメソッドはありますが、重要なのはマニュアルだけではダメだということ。定番の接客とオリジナリティの接客ができないと人気美容師にはなれません。

 

―なかなかデビューできない、またはデビューしたものの伸び悩んでいる美容師さんに言えることは?

 

従来型の美容教育を受けてきた人は、人間力、コミュニケーション力と言われてもどうしたらいいかわからない、ピンとこない人が多いと思います。でも海外ではそれがないと売れないことは誰もが理解していることです。まずは謙遜や遠慮をせずにどんどん自分のパーソナリティを出すこと。アメリカ人なんて1回サーフボードに乗ったら俺はサーファーだって言いますよ。日本人は謙虚すぎて自分が外に出なさすぎるんです。そしてイレギュラーな会話にも対応できるコミュニケーション力を磨くこと。それが第一歩です。僕のところに来てもらえたらどんな状況にも対応できる技術と接客術を持つ美容師に育てますよ(笑)。

 

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プロフィール
山田実

住田美容専門学校卒業。都内美容室勤務を経て23歳で渡米。ハリウッドのサロンに3年勤務したのち、ロサンゼルスにPIA HAIR SAONを開く。カリフォルニア州美容師ライセンス取得留学プログラム事業、グアムウェディングヘアメイク事業、中国エンターテイメントヘアメイク事業、北京会員制高級サロンayanaなど美容関わる多くの事業を成功させる。TGC上海ヘア総合プロデュース、大阪国際映画祭グランプリ受賞作品「親愛」ヘアーメイク総合プロデュースなどヘアのプロデュースを行う。また、北京滞在中に北京大学にでEMBAを取得。企業、美容業向けセミナー講師、アメリカのヘアサロン2店舗を経営しながら日本での美容教育に乗り出す。

 

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