世界的カラーリスト岩屋真がオランダ移住へ。家族全員で心機一転、新たな生活をスタートさせる理由と次なる挑戦とは
海外でゼロからスタートを決めた理由

――海外でゼロからのスタートを決めた理由は何でしょうか。
海外移住を目指した理由は大きく二つあります。ひとつは、子どもの教育です。日本の義務教育に疑問を感じていたこと、そして将来の選択肢を広げたいという思いから、海外で広い視野を育んでほしいと考えました。多様な教育スタイルが揃うオランダは、詰め込み型ではなく対話型教育を推奨する国で、不登校も少ない。サッカーのクラブチーム下部組織の育成でも有名で、人を伸ばすことに長けた国だと感じています。
もうひとつは、自分自身の限界ギリギリのところで挑戦してきたのですが、いつの間にか今の場所がコンフォートゾーンになってしまっていました。40歳を過ぎ、キャリア後半の自己成長を考えたとき、努力し続けなければ生き残れない環境に身を置きたかった。過去20年の自分を超えていきたいんです。一番下の子はまだ2歳。父親としてもまだまだ頑張らなければいけませんから(笑)。

――新たな場所でゼロから挑戦されるのは、すごいことですね。
日本にいても、安定や安心が保証されているわけではありません。何が起こるか分からないですし、同じ仕事が続く保証もありません。どうせ壁にぶつかるなら、それを乗り越える理由を見いだせる場所に行きたいと思いました。

ここ数年、世界各国でセミナーを行ってきましたが、東京ほどのサロン激戦区は他にはないんです。その狭さは、今の自分には少し違うと感じています。文化のまったく異なる場所で、カラーリストとしてどこまで通用するのか――それが今回の挑戦です。東京の「食」と「天気」は名残惜しいですけどね(笑)。オランダの冬は寒く、曇りや雪の日が多いらしいので。

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