完璧な私らしさをつくるためのマストアイテム —美容師のカバンの中身 broocH柳亜矢子さん

 

PICK UP ITEM|アクセサリーポーチ

サロンに立つ限り、心もとない日は1日だってないように

 

 

持ち物の中で美容師らしいものといえば、ピアスやリングを入れているアクセサリーポーチでしょうか。つけ忘れて家を出てきてしまったり、サロンについてから「今日はコレじゃないな」と感じたりしたときに活躍するポーチ。何種類か入れていて、その日の気分やファッションに合わせられるようにしています。

 

アクセサリーがなかったり、ファッションが完璧じゃなくても仕事はできます。でもあったほうが絶対に気分がいい。もっといえば、ファッションやメイクを自分の納得いくものにできていると、お客さまの前に自信を持って立つことができます。

 

コスメアイテムも同じ理由で、頼れるものを常にバッグに入れています。リップはシザーケースに入れておき、隙があればつけ直していますし、クリームチークは営業終了間際に足して、疲れて見えないようにする必須アイテムです。もうひとつ気分を上げるという意味で最近手放せないのが、YOU&OILのエッセンシャルオイル「KI」シリーズ。少しイラ立っているなというときにつけると、スッとリフレッシュできます。自分のマインドを自分でコントロールする。それも美容師の大切な仕事です。

 

 

新規のお客さまの心はビジュアルでも掴まなきゃ!

 

自分が気分よく働くためのこれらのアイテムですが、実はお客さまのことも意識して選んでいます。美容師の仕事はメイクもファションも香りも、ある意味お客さまのためのもの。お客さま層に合わせて自分をプロデュースし、「この人なら任せられる!」と感じてもらえるようにすることが大切だと思っています。

 

私の場合はbroocHが表参道に移転してから、同世代や少し年上のお客さまが増えたので、原宿時代よりも「仕事ができる感じ」を意識しています。カジュアルな中にもお洒落が好きというのが伝わるようなファッションやヘアメイク、話しやすいお姉さんという雰囲気の演出。もちろん清潔感も大切です。

 

特に新規のお客さまの場合、初対面の印象はとても重要。カウンセリングだけでなく、ビジュアルでも心を掴めたらいいですよね! 

 

プロフィール
broocH

ディレクター/柳 亜矢子(やなぎ あやこ)

神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、1店舗を経て渡英。帰国後、「broocH」に参加。サロンワークを中心に、ファッション誌、広告等のヘアメイク、セミナー講師など多岐に渡って活躍中。ガーリーな中にもモード感のあるスタイル提案で、アーティストやファッション業界のファンも多数。

 

(取材・文/福田真木子 写真/河合信幸)

 

 

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