SNSで注目の美容師が直伝! 今すぐ挑戦できる垢抜けテクニック

 

「もっと魅力的に、おしゃれに垢抜けたい」と思っても、実際に今の自分を変えていくのはなかなか難しいものですよね。そもそも「垢抜ける」とはいっても、漠然としたイメージしか思い浮かばないことも多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、日ごろからSNSでメイクや生活習慣などの「垢抜け方法」を発信している人気サロンのおしゃれなスタイリスト3名にアンケート。それぞれどのようなことに取り組んで垢抜けてきたのか、そのテクニックや自身が変わったことでサロンワークに生まれた変化をお伺いします。

 


 

>周囲の意見を積極的に取り入れる。“似合わないかも”という固定観念は捨てて、何ごとも積極的にチャレンジ!─Cocoon キッカワミワさん

魅力あふれる自分を目指して、たゆまぬ努力その成果をSNSにアップして多くのファンを獲得─sand 福元実希さん

>サロンワークだけでなくプライベートまで何倍も楽しくなった。美容師として説得力や自信がついただけでなくトータルビューティの相談も可能に─LIPPS三浦千裕さん

 

 

周囲の意見を積極的に取り入れる。「似合わないかも」という固定観念は捨てて、何ごとも積極的にチャレンジ! ─Cocoonキッカワミワ

 

左/垢抜け前のキッカワさん 右/垢抜け後のキッカワさん

 

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【キッカワさんの垢抜けテクニック】

1 いろいろなヘアスタイルに挑戦

2 自分の素材が活きるメイク探し

3 ヒールを履く

 

【垢抜けたことで起こった変化】

「垢抜けたいけど、どうすればいいかわからない」と

悩んでいる人の背中を押せるようになった。

垢抜けBefore AfterのInstagram投稿を見て

親近感を持って来店くださるお客さまが増えた。

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垢抜けテク① 周囲のスタッフが提案するヘアスタイルになんでも挑戦

カット、パーマ、カラー…どれであっても、CocoonディレクターのSAKURAや銀座店の泰斗、SHUNに「こうしたらいいんじゃない?」と提案してもらったヘアスタイルを、とにかくなんでも試しました。それこそ苦手意識の強かったパーマからボウズ頭に近いベリーショートまで、とにかくいろんなスタイルに挑戦してきました!

 

周囲の提案を取り入れるのは、自分一人の視点よりも信頼するスタッフにお願いしたほうが、想像を超えた遥かにおしゃれな自分を見つけてくれるから。Cocoon入社当初はロング一択だった私ですが、いろんなヘアスタイルをスタッフから勧めてもらったおかげで、自分の価値観が徐々に広がったなと思います。スタイルが変わるごとに新たな自分のよさが見えることで自信も付きました。さらにスタイリング方法や髪が伸びてきたときにどの部分が気になるのかも身をもって学べ、サロンワークでの提案の幅も広がりました。

 

 

垢抜けテク② プロの提案を積極的に取り入れ、自分のよさを活かすメイクに

これまでしていた「コンプレックスを隠すメイク」から、「自分の好きなパーツを活かすメイク」を意識するように切り替えました。また、メイクアイテム選びでは、いつもなら自分が選びそうなものは「あえて選ばない」ようにした時期もあります。

 

特に休みの日は百貨店にメイクパトロールをしに行き、美容部員さんの意見を聞いて参考にしていましたね。「最初はこの色は私には挑戦だな…」と思っていても、プロのおすすめで試してみると、「新鮮で意外といい!」と思うことも多かったです。

 

 

垢抜けテク③ サロンワーク中もヒールを履いて立ち姿のきれいさを意識

少しでも大人っぽく、立ち姿がスッとして見えるように、アシスタント時代はほとんどいつもヒールを履いていました。ただし、ヒールだと歩きづらかったり、不安定になったりしてしまう場合もあります。実際、フロアの真ん中で大コケしてしまうことも何度かありました…(笑)。なので、通勤時はスニーカーにしたり、選ぶ際はなるべく疲れづらく、転びづらい太いヒールをチョイスしたり工夫していました。



【垢抜けQ&A】

Q垢抜けたいと思ったきっかけを教えてください。

Cocoonの中途採用の面接時に、師匠のVANから「その髪、ショートに切れる?」と言われたことです。当時の私は、「無難になんかかわいく見えるから」という理由でスーパーロングでした。その姿に、垢抜けなさや自信のなさを感じ取っての提案だったのかなと思います。自身を変えたいと思って転職活動をしていた時期だったこともあり、その場で「はい!」と答えました。実際に思い切ってショートに切ってもらったら、「逆にスッキリ見えてイケてるじゃん」となった私。私の垢抜け人生は、このときから始まりました(笑)。

 

Q「垢抜けた」と感じた瞬間を教えてください。

取り入れてみた新たなスタイルやメイクに、周囲から「そっちのほうがいいよ!」と言ってもらえたときです。そういった言葉をもらうことで「そっか! 私はこっちが似合うんだ!」と思え、どんどん自分の思考が変わってきたと思います。とはいえ、今でもまだまだ「垢抜けたい人代表」だと思っているので、垢抜けの取り組みへの終わりは無さそうです(笑)。

 

Q垢抜けたことでサロンワークへの変化はありましたか? 

「変わりたいけど、どうしたらいいかわからない」「なかなか踏み出せない」というお客さまの背中を少しでも押せるようになったと思います。私の経験談をお話ししたお客さまから、「前向きになれた」「挑戦してよかった」などの声をいただくようにもなりました。また、Instagramの投稿であえて垢抜けていないころの自分を見せることで、親近感を抱いて来店してくださるお客さまも増えましたね! 

 

Q今後、新たに取り入れたいと注目しているものはありますか?

ダイエットです…(小声)。健康的でいられるようにパーソナルトレーニングで自分の姿勢のクセを改善してみたいです! 

 

Qこれから“垢抜けたい”と考えている美容師さんへアドバイスをお願いします! 

私が自身の経験を通して言えるのは、人のいいところを羨んだり、自分の悪いところばかり見つけたりしていても何も変わらないということ。もちろん、それは誰もが通る道だし、簡単ではないですよね。でも、自分の「ヘンテコだなぁ」と思う部分を受け入れて少しずつでも好きになるほうが、魅力的で輝いて見えると思っています。それに、意外と人からは自分がヘンテコだと思っている部分を羨ましがられている場合もあると思うんです。私自身、自分を好きになれたことで、美容師として内面的にも大きな自信につながりました。

 

また、人からもらう「いいね」や「あなたらしいよ」という声は、何よりも自分を知れる大切な言葉だと思います。私は、新しいスタイルやメイクがしっくりこないと思ったとき、自分の感覚の優先度を少し下げてみて、新しい意見を受け入れるようにしていました。まずは周囲の意見を受け止めて「どこがいいと思ってくれたんだろう?」と考えることや、「こんな自分もいいんだ!」と受け入れることが、自身の価値観を広げる第一歩だと思います。自分に自信を持つことってなかなか難しいけれど、美容師としてお客さまへ還元していけるように私も変化し続けていこうと思っているので、一緒に頑張りましょう! 

 

プロフィール

Cocoon

stylist/キッカワ ミワ(きっかわ みわ)

 

1986年生まれ。宮城県出身。2006年、仙台理容美容専門学校卒業後、1店舗を経て、2009年10月Cocoon入社。女性ならではのバランス感覚、視点で作るヘアスタイルにファンが集まる。現在はサロンワークを中心に、一般誌や業界誌の撮影、カットセミナーなど多方面にて活躍中。 成長し続けることにこだわり、自らも殻を破り(=Cocoon) 続けている。

Instagram:@cocoon___kikkawa

 

>sand 福元実希さんが実践している垢抜けテクニックとは? 

 

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