チャンスの神様を、味方につけろ。「才能より、動いた人が勝つ」 〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき8つのこと」〜 Hank. 表参道 堀江昌樹
4つ目:量をやり切ってから、質を語る

最短距離で成長したい気持ちはよく分かります。ただ、量をやっていない状態から語る「質」には、説得力が生まれません。たくさん練習し、たくさんお客さまを担当し、撮影も含めて何度も失敗する。そのトライ&エラーの積み重ねがあって初めて、安定したクオリティや再現性が身につく。
一方で質だけを求めるとスピードは上がらない。まずはスピード感を持って量をこなし、その中で質を高めていく。周りを見ていても、圧倒的な行動量を積んだ人ほど、結果的に強く、長く活躍できると感じています。
5つ目:すべての体験を、デザインにつなげる

たとえば、レストランで感じた料理の彩りやバランス、街で流れていた音楽のリズム、自然の中で見た色のグラデーション。そうした五感で受け取った体験を、「これをヘアに落とし込むならどうなるか」と考えることが大切です。
日常のすべてをデザインに変換する意識を持つことで、感性は確実に磨かれていきます。普段の生活そのものを、表現の引き出しにしてほしい。日常そのものが、感性を磨くトレーニングなんです。

6つ目:美容の外にも、世界を広げる

デザイン力を培うために、大切なことの一つが「外に出る」こと。技術はサロンの中で磨けますが、感性は外からの刺激がなければ育たない。20代の頃は、時間があればできるだけ外の世界に触れるようにしていました。海外を旅したり、知らない街を歩いたり、美容とは関係のない文化や価値観に触れる。その一つひとつが、自分の視野を広げ、表現の厚みにつながっていきました。
美容の世界だけに閉じこもっていると、どうしても発想は似通ってしまう。だからこそ、ファッションや音楽、建築、自然など、異なる世界を積極的に見に行くことが大切。20代は吸収力が高い時期。感性は、外に出た分だけ深くなります。

