人と美容に誠実であること。その先に、本物の強みが生まれる。〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき8つのこと」〜Belle 飯田尚士
3つ目:すべてにおいて大切なのは、”誠実さ”

お客さまは、あなたを本当に気に入ってくださったら、10年、20年でも通い続けてくれます。SNSに頼って「失客しても新規を回せばいい」という考え方が生まれやすい時代ですが、その考え方では“生涯顧客”をつかむことはできません。いつまでも自分のSNSで集客できる保証はないんです。
僕ら美容師にとっては大勢いるお客さまの一人にすぎなくても、お客さまにとっては、1カ月や2カ月に一度、時間を割いてあなたのもとへ足を運ぶ。他にもたくさん美容室がある中で、貴重な時間を使い、電車に乗って“期待しながら”来てくださっているんです。その事実を忘れないでほしい。なぜあなたを選んで来てくださるのか。その理由を真剣に考えてほしいなと思います。お客さまにも、美容にも、“誠実に”向き合いましょう。

4つ目:定期的に、”新しいスタイル提案”を

お客さまが長く通い続けると、「いつもと同じスタイルで大丈夫ですか?」となりがちです。でも、それは間違いです。お客さまは、心のどこかで「新しく変わりたい」と思っています。だからこそ、1年に1回でもいいので、スタイルチェンジを提案してみてください。きっと、すごく喜んでくれるはずです。
お客さまは年を重ねていくたびに、白髪が出てきたり、髪のツヤがなくなってきたりと、さまざまな髪の悩みとぶつかります。白髪染めが必要になってきたら、「白髪をぼかしましょう」といった提案もできます。そのためには、美容師側のアップデートも欠かせません。
僕が若い頃は、“白髪ぼかし”という技術自体が、まだ世の中に浸透していませんでした。でも、新しい技術を学び続けなければ、お客さまはついてきてくれません。薬剤もどんどん進化していますから、学ばなければ最適な技術を提供できなくなってしまいます。毎年しっかりアップデートして、スタイル提案の幅を広げていきましょう。
