模倣より思考、自分の“答え”を見つけよう〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき6つのこと」〜MINNANO北原義紀

 

20代は、美容師として、そして社会人として花開く土台をつくる時期。自分の理想とする美容師人生を長く続けるために、20代のうちにやっておくべきことがあるはずです。そこで、美容業界のレジェンドと呼ばれる方々に「これをやったから今の自分がある」「今の時代の20代だからこそやるべきこと」など、今後の美容師人生を豊かにするためのヒントを語っていただきました。

今回は、理容師として、美容師として高い技術を礎に業界誌、ショー、プロダクト開発などさまざまな仕事を手がけてきたMINNANO(ミンナノ)北原義紀(きたはらよしのり)さんが登場。「読め。旅せよ。会え。磨け。備えよ。そして、比べるな。」今をもがく若手美容師たちへ、長年お客さまに愛されながら常に新しいことに挑戦している北原さんが伝えたい「20代でやっておくべき6つのこと」を伺います。

 


 

1つ目:本を読む──想像力を育てる「ひとりの時間」

 

 

僕が若いころは、よく本を読んでいました。目の前の本に没頭して、その中から自分で読み取って自分で想像してみたり感じたりすることで、世界が広がっていったのを覚えています。

本って、読みながら自分なりに登場人物の感情を想像したり、背景の景色を思い描いたりするじゃないですか。それって、美容師としての「感性」や「イメージする力」とすごくつながっていると思うんです。

今はスマホで多くの情報が手に入る時代だけれど、あえて本を開くことに意味がある。ひとりで没頭する時間が、自分の軸を育ててくれるんです。

 

2つ目:旅をする──見慣れた世界から、一度離れてみる

 

 

23歳のとき、留学のような形でロンドンに行ったんですよ。でも、すぐに何かが大きく変わったわけでもロンドンのことがわかったわけでもなくて、「日本とは違うんだな」って、日本のことがよくわかったんですよ。そして、むしろ「ここは自分の居場所じゃないな」とも感じました(笑)。

 

ロンドンのように遠くに行かなくてもいい。今いる場所から少し離れて、違う景色を見る。それだけで、見えてくるものがあると思います。

旅は「新しい何かを探す旅」じゃなくて、「自分を確認する旅」なのかもしれない。近場でもいいから、外に出てみること。それが、自分を知るヒントになるんです。

 

>3つ目:人と会う──世界は出会いで広がる

 

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