美を極めるならライフスタイルも!美容師お宅訪問 第3回 流行りや値段ではなく価値観で選ぶのがおしゃれの流儀!CocoonのファショニスタSAKURAさんのお部屋

2018.06.07


センスが問われる美容師という仕事。サロンではかっこいいけど実際のライフスタイルもオシャレなのでしょうか? センスのよい美容師さんにお部屋を見せていただく連載も今回で3回目。Instagramにアップされる日々の着こなしが大人気のCocoonのSAKURAさんのお部屋にお邪魔しました。お客さまとのリレーションシップを強めるヒントもみつかるインタビューです。

 


 

 

一体なぜ!?SAKURAさんの新居を選んだのはCocoonのVANさん

 

 

▼SAKURAさんのお部屋のプロフィール

 

場所:渋谷区代々木上原
広さ:2LDK
居住年数:約2年

 

もともとマンションのような大きな買い物をするつもりなかったんですよ。購入に踏み切ることができたのは、実はオーナーのVANのおかげです。VANはマンションの敷地がまだ空き地だったころに私に写メを送って「ここは場所もいいし、おすすめだよ」って教えてくれたんです。そのときは買うつもりなかったから「そうですね」と答えるくらいでした。

そのマンションはすぐに入居者が決まってしまったのですが、一部屋だけキャンセルが出たんです。しかも、ちょうど夫と引っ越しを考えていたタイミングでした。そのことを知ったVANが、「少しでも興味があるなら見たほうがいいぞ」と勧めてくれて、ちょうど朝イチの予約がない日だったこともあり、私はすぐに不動産屋さんに向かいました。実際に部屋を見ると、だんだんとそこで暮らすイメージがわいてきたんですよね。

夫とも「家賃を払い続けるよりいいよね」という話をして、契約することにしました。駅から近いし、買い物も便利だし、選んで正解だったと思います。ちなみに場所は、VANの家から徒歩1分くらいのところ。VANの奥様が新人歓迎会で料理をするとき、25合くらいご飯を炊かないといけなくて、炊飯器が足りないからと私の家から持っていったこともあるんですよ(笑)。そのくらい近所なんです。

 

ハンドメイドのラグを敷きつめ、部屋をあたたかい雰囲気に

 

「部屋が殺風景になるのが嫌で、温かみがあるものを取り入れています」(SAKURAさん)

 

リビングには少しずつ気に入ったものを足して、空間づくりをしています。フロアに敷き詰められているラグは、グランピエという雑貨屋さんで買いました。ソファはVANから譲ってもらったものです。このほかにも古着屋さんなどで買った生地をベッドにかけたりしています。できるだけ生活感を出したくないので、たとえばテレビのリモコンを見えないところに置くなど、部屋の雰囲気を損なうものは見えないところに隠しています。

 

こちらはベッドルーム。「お気に入りの生地です。ようやくいい感じに使える場所が見つかりました」(SAKURAさん)

こちらはキッチンの様子。温かみのある色味で、手作り感があるラグが敷かれています。「どこの国のものかわからない無国籍なものが多いですが、全体として調和させるようにしています」(SAKURAさん)

「TOROという古着屋さんが移転するとき、店内のものをセールしていたので購入したものです。もともとは売り物ではなく、そのお店で実際に使われていたものです」(SAKURAさん)

「洗面所の壁には、最初から味のあるタイルが使われていました」(SAKURAさん)

 

洗顔はいつもAesopを使っています。立ち仕事で足がパンパンになってしまうこともあるので、余裕があれば就寝前にオイルマッサージをすることもありますね。木製のトレーはアクセサリーを置くのに便利です。どこかに置いたままなくす心配がありません。

 

「定番のコスメ。なくなったら買い足していきます。私が新品を選ぶのって、化粧品くらいかも」(SAKURAさん)

 

よく使う化粧品です。ローラメルシエのベースを愛用しています。シュウウエムラのアイブローとシャネルのマスカラ、オレンジのアイシャドウ…このあたりが定番で、なくならないように買い足ししています。

 

ワードローブはユーズドがメイン!ファストファッションを買わないのがマイルール

 

クローゼットには、ユーズドならではの味わいのあるアイテムがぎっしり。

 

寝室にあるクローゼットの写真です。半分は夫のスペースだったのですが、ご覧の通りほとんど私の服が占領しています(笑)。写真に写っていないですが、下に棚が置いてあってそこにも大量に収納されているんですよ。自分が着るためのものだけではなく、撮影用に使えるかもしれないアイテムもあるので、写真を撮るために片づけるのが大変でした。

今はユーズドが中心の着こなしが多いですけれど、スタイリストデビューをしたばかりのころは、あえてコンサバの服を着るようにしていたこともあります。しばらく着こなしに悩んだ時期もありましたが、今は若く見られてしまうのも私の個性だと前向きにとらえるようにしました。

 

 

着こなしのルールは、ファストファッションは買わないということだけ。流行や季節感も大切だと思いますが、そのシーズンが終わったらもう着られない服にはあまり愛着がわかないというか…。それに人気ブランドの服よりも、ボロボロで生地が破れそうなTシャツを愛おしく感じたりします。流行りや価格ではなく、自分の価値観で選んでいるんで。

 

「今日のファッション、すごいね(笑)」と面白がられてもOK

 

個性的なアイテムをさらりと着こなしてしまうのがSAKURAさんのすごいところ

 

素材や色で冒険するのはもちろん、サイズで冒険することもあります。ユーズドって基本一品ものだから、気に入ったデザインでも、サイズが合わないことも多いんです。でも、それをどうやったらいい感じに着こなせるのか考えるのも楽しいんですよ。

その結果、誰にも似ていない着こなしになるから、「今日のファッション、すごいね。ご利益ありそう」みたいに面白がられることも…(笑)。正直、「今日は失敗したなぁ」って思うこともあります。でも、着こなしに正解はないですから。

お客さまに見て楽しんでもらって、距離が縮まればいいなって思っています。そして、お客さまが「私もちょっと冒険しようかな」って思ってくださったらうれしいし、それがきっかけで素敵な面を引き出すことができたらさらにうれしいですね。

 

「差し色になる鞄を身につけるのが好きです。財布とスマホが入ればOK!夫からは「手ぶらでいいじゃん!」って言われるんですけど(笑)」(SAKURAさん)

 

5万円するデッドストックのチャックテイラーを買った理由

 

「実はここにあるのは一部だけ。全部で40足くらいはあります」(SAKURAさん)

 

だいたい寝る前に次の日の服装と、それに合う靴をイメージしています。そうしないと、朝の時間がないときに悩んでしまうことが多いので…(笑)。サロンワークが忙しい週末はスニーカーを履いていくこともありますが、足元に隙をつくらないように服装とマッチするものを選んでいます。

これはオーナーのVANの教えなのですが、自分と価値観が異なる人から勧められたことを試すことで、キャパシティが広がると信じています。たとえば、40年前のコンバースのチャックテイラーモデルが家にあるのですが、デッドストックで状態がいいとはいえ、自分の価値観だけでは絶対に買わなかったアイテムです。5万円くらいしましたし。

でも、それを買ったお店のオーナーさんに、「目の前に本物と、それを真似たモノがあるとしたら、どっちを選ぶ?私だったら絶対に本物」と言われて、心が動いたんです。よく見ると、現行のものと比べるとソールの厚さや靴ひもの素材も違うし、ちょっと日焼けしていて独特の風合いがある。実際に履いてみると、本物を履いている高揚感があるし、「SAKURAさんのコンバースちょっと違うんですね」と興味を持ってもらえるのもうれしいんですよ。

きっと、私が自分の価値観のなかにとどまっていたら、オリジナルのコンバースを履く喜びを感じられなかったし、価値観を広げることもできなかったと思います。これって、きっとすべてのことに通じていると感じています。自分の頭の中にない選択肢を誰かが出してきたら、あえてそれを選んでみる。そうすると、自分のキャパシティが少し広がって、世界がより素敵に見えるようになるのだと思います。なので、自分の価値観を大切にしつつも、ときには冒険をして世界を広げていきたいです。

 

 

プロフィール
SAKURAさん

1984年生まれ、石川県出身。都内1店舗を経て、「Cocoon」のオープニングスタッフとして参加。骨格に沿ったカットでクセ毛を生かすスタイルが得意で、多くのクセ毛のお客さまに頼りにされている。自身がディレクションした「ミルボン ジェミールフラン アクアピュレ」も好評。
http://www.cocoon-van.com

 

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われていたものです」(SAKURAさん)

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