伝説の美容部員が明かす売上アップの秘策-基本編-

 自分のキャラを知ることが売上アップの大前提

 

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私が美容部員になったころは、「あの店員、なんか感じ悪いんだけど…」とただ店頭に立っているだけで、クレームを受けたことがあります。私は普通に仕事をしていただけなのですが、キツイとかコワイとか思われてしまっていたようで…(笑)。だからこそ私は、接客中は2トーンくらい高い声で話すようにしていました。外見が少し怖いからこそ、優しく甘い声をつかうと、お客さまに「悪い子じゃないかも」と思わせる良いギャップが出るんです。反対に、見た目が丸っこくてほんわかした感じの人が、甘えた声を出してもダメ。お客さまに、「この子に任せて大丈夫かしら」と思われてします。キチンとした話し方ができると、「意外としっかりした子」という好印象に変わるんです。相手に与える印象を理解した上で見た目や中身を調整してみてください。

 

目標がなくては達成のしようがない

 

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ただなんとなく働いていても、仕事が面白くなることはありません。やっぱり目標を立てて、それを達成する喜びがあるから楽しいわけです。例えば私は、「入社3カ月で仕事を覚えて、4カ月目からは売上に集中する」「この新商品を今月○○個売る」とかいつも何かの目標に向かってきました。このほかにも、「売上日本一でありつづける」とか「5年間で独立するための力をつける」とか大きな目標も常に頭のなかにありましたね。だから、どんぶり勘定でもいいので、大きな目標を持つことが大事。そして、達成するまで粘り強く頑張ったら、必ず数字もついてきます。

 

お客さまの言動にはヒントが詰まっている

 

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後輩の美容部員の動きを見ていて、「もったいないなー」と感じる場面が結構ありました。例えば、お客さまが店内を見渡しながらチラッとハンドクリームを見て、手を伸ばしていたとします。なかなか売れない子は、「今のお客さまの動きみてた?」と聞いても、「いえ、見ていません…」って答えるんですよね。それで、「お客さまがハンドクリーム見ていたよ。限定のハンドクリームだから押してみたら?」とアドバイスしたりしていたのですが、私に言われて気づくようではダメ。お店に来ているお客さまの行動一つひとつにヒントがあるはずなので、注意深く見ておくことが大切なのです。

 

仕事・恋愛・プライベートのトライアングルを意識

 

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売上が順調に伸びない人や、職場で暗い顔をしている人は、プライベートで問題を抱えていることが多い気がします。とくに女性の場合は、仕事と恋愛、プライベートがそれぞれ充実していないといい仕事ができないというのが私の持論です。だから、趣味を充実させたり、いい食事をしたり、いい人を見つけたりすることは、とっても大事。仕事が上手くいかないなら、仕事以外の時間をいかに素敵にしていくかを考えるのもアリ。私生活がイキイキしていたら、職場でもきっと輝けるはずです。そして楽しく働き続けていけば、お金には変えられないものが必ずみつかります。お金で買えない物は、心を本当の意味で豊かにしてくれるので、ぜひ見つけていただきたいです。

 

 

宮下さんのアドバイスはいかがでしたでしょうか。美容師の売上アップにも通じるヒントがたくさんあったと思います。今回ご紹介したのは、「目標を立てること」「キャラを知ること」「お客さまを見ること」というように、誰でも実践できる「基本編」なので、ぜひ参考にしてください。そして、「基本編」をマスターしたら明日は「応用編」もご紹介するので、そちらも合わせて読んでみてくださいね。

 

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伝説の美容部員が明かす売上アップの秘策-応用編-

 

 

プロフィール
Zin/オーナーセラピスト
宮下 佳子(みやした かこ)

日本ロレアル株式会社、ジョルジオアルマーニコスメティックスにて美容部員を勤め、入社5年間、売上トップを走り続ける。社団法人オーガニックエステ協会認定、フェイシャルアドバイザーの資格取得。現在は恵比寿と方南町に店を構えるエステサロン「Zin」のオーナーセラピストとして活躍している。

HP>http://www.zinesthetic.com/

(取材・文 外山 武史)

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