【奈良裕也×高木琢也×内田聡一郎】仕事観・若手論・出会いまで。トップ美容師3人が“全部語った”一夜限りの本音トーク-soucutsの庭Vol.1-(前編)
奈良さんと高木さんの知られざる初接点

内田:ちなみに、ここ二人は最初の接点はいつ?
奈良:美容学生の頃かな。
内田:え? その頃から知ってたの? お店に来てたの? そうなんだ!
奈良:意外と知らないの、みんなこれ。
高木:僕は、もともと藤田舞さん(元SHIMAスタイリスト)に髪切ってもらってたの。
奈良:で、原宿店に来てたから。高木くんも高木くんで、目立つじゃん。いい子だしさ。
内田:その頃は赤髪でもなく?
高木:赤髪でもなかったけど、舞さんにベリー色にされてました(笑)
内田:(笑)
高木:ちなみに、僕は母が美容師なので、母以外で初めて髪を切りに行ったのは、Veloです。
内田:え、マジで!そうなの!? 衝撃!
高木:初めて行ったの、Velo。それで、「内田さんって、どの人ですか」って聞いて。内田さんが、まだアシスタントか、スタイリストになったか位の時。で、髪の毛洗ってくれた人が、「あの人(が内田さん)だよー」って。母親以外で髪を切ってくれたのは、鳥羽さん(VeLoオーナー鳥羽直泰さん)が最初。
内田:そうなの? 結構衝撃なんだけど!
高木:鳥羽さんは、いまだに覚えてくれてて。
奈良:俺、鳥羽さんのカットモデルやってたよ。
内田:ああ、そっかあ。みんな学生だったんだもんねえ…。高木くんは、そこから(専門学校を卒業して)サロンに入って。そこからはそんなに接点ない?
奈良:ないね。本当に最近だよね。

高木:ないんですけど、山手線に乗ったら、なぜかたまたま隣に奈良さんがいたことがあって。あと、表参道を歩いてたら、奈良さんとすれ違ったり。僕からすると、「あ、雑誌で見た人だ!」とか、「SHIMAで声をかけてくれた人だ!」位な感じじゃないですか。
でも、「高木くんてさ、千葉だよね?」みたいな話を、不意にしてくれたんですよね。こんなにいっぱい色んなお客さん切ってる人で、名前覚えてて、出身わかるって、すげえなって。
内田:優しいね〜。
奈良:(笑)
高木:それで、SHIMAに行くとユルいじゃないですか。こんなユルい美容室って、あっていいんだって思った。
内田:ユルいイメージないけどね(笑)
奈良:お客さんとか美容学生とかは、いい意味でフランクに、「ここの服屋さん、いいよ〜」とか「これがおすすめだよ〜」とか、楽しく話すからね。仕事は怖いけど…(笑)。
高木:だから僕の美容師像を作ったのは、奈良さんと舞さん。バグってるわ、この二人って。
内田:当時のSHIMA原宿って、尖り散らかしてたよね。
奈良:無茶苦茶だったよね。
高木:そのラフさと、友達感が良かった。それに、ヒップホップみたいな人もいるし、ギャルみたいな人もいるし。
奈良:ジャンルがいっぱいあったよね。
高木:どこ見ても面白いっていうか。「これ、すげえ」って、衝撃でしたね。
奈良:ストリート色が強かったよね、あの時。今、うちの女の子とか、「あれ、ラウンジ嬢が働いているのかな」っていうくらい、当時とファッションが変わっちゃったから(笑)。

内田:真逆だよね。あれが何年くらい? 一気に変わったよね。
奈良:先生(※SHIMA創業者の嶋義憲さん)が、もう散々刈り上げ、ショート、ボブってやってきてたのに「こんなボブ切ってるようじゃ、ダメですよ!」って、いきなりキレ始めて(笑)。
「これで変えてかなけりゃ、世の中からついていけません。うちは変わんなきゃいけない。うちが変われば、みんな変わるから」って。俺、宮村さん(AFLOAT代表宮村浩気さん)の巻き髪の本を買って、アイロンとかお店になかったから買って、練習したもん。
内田:当時みんなさ、坊主とかだったもんね。奈良くんも坊主だったもんね。
奈良:女の子にも坊主とかいたからね。
高木:いましたよね。
内田:そっか。じゃ、その時にお客さんとして初めて会って。そこから(二人が接点を持つようになったのは)、つい本当に最近?
奈良:俺もさ、美容師さんと対談とか一切してこなかったから。で、結構自由が効くようになったから、よく会うようになったりして、ちゃんとしゃべって、ご飯に行って。
高木:そうっすね。4、5年前くらいっすよね。
奈良:そうだね。
内田:久々に会った時の印象は、どんな感じだったんですか?
奈良:高木くんってさ、先輩とかにはいつもすごい謙虚じゃん。だから学生の頃と変わらず、「奈良さん、奈良さん」って、慕ってくれるから。その時と変わらずって感じ。真面目じゃん、意外と。こうやって虚勢は張るけど、実は真面目っていうかさ。
内田:今日、ラジオで意外な一面見えて、大丈夫かな(笑)全カットの可能性もあるよね。
高木:いや、全然!(笑) なんのブランディングもない(笑)。

内田:当時は、独立して一番波に乗ってる時だよね。その時から、二人は友達みたいな感じだったの? 一応、先輩、後輩だけど。割と友達っぽいなって、俺からすると。
高木:そんなことないんですけど、奈良さんがいつも…(笑)
奈良:俺、酔っ払うとへべれけになっちゃうから(笑)
高木:福岡行った時もそうだし。僕が奈良さんの名前を書いた、ホテル(のチェックイン)で。
内田:奈良くん、いまだにやんちゃだもんね。この前のバースデーも、やらかしたでしょ(笑)
奈良:誕生日会は記憶なくなんないんだけど、気張ってるから。でも、あの日ダメだった(笑)
高木:俺もダメだったもん、次の日。
奈良:あ、ほんと?なんかシャンパンが開きすぎて。ありがたいんだけど、ウワーってなっちゃって(笑)
内田:いいお歳じゃないですか、僕も含めて。いまだに20代の頃と、遊び方変わってない。
奈良:変わってないね〜、怖いよね。モンスターレベルになってきてる。
内田:怖すぎるよね。
高木:だからお二人を尊敬しますよ。内田さんもDJやってて。
内田:高木くん、意外とそんな派手に遊ばない?
高木:僕、夜は地味なんで、本来は。先輩の誕生日とか、会食とかだったら暴れるように、盛り上げるようにしますけど。基本、飲みに行こうっていうテンションがないっすね。
内田:芸能系の人と、ゴルフやってるっていうイメージが。
高木:そうっすよね。先輩といることがほとんどですけど、夜はあんまりいないですね。