【奈良裕也×高木琢也×内田聡一郎】仕事観・若手論・出会いまで。トップ美容師3人が“全部語った”一夜限りの本音トーク-soucutsの庭Vol.1-(前編)


二人はアンチ美容師?

 

 

内田:ルヴァロンとかで、いつも酔っぱらってるイメージしかなかったな…(笑)。二人の共通点としてはさ、いい意味で、(他の)美容師のこと眼中にないっていうのがあるじゃん。美容師という職業に対してとか、歴史に対してとかのリスペクトは、あると思うんだけど。どっかでこう、アンチ美容師みたいなところあるでしょ? 多分。

 

奈良:美容師さん好きだよ。好きだけど、なんか、「う〜ん、変なの」って思う時もある。

 

内田:変なのって、どういう(笑)

 

高木:傷の舐め合いのイメージがあるっすよね。

 

奈良:一番怖いのが、スレッズ。スレッズって、フォローしてない人とかも出てくるじゃん。それで、美容師さんのネガティブな発信が、バーッときたことがあって。なんでこんなに、不平不満があるんだろうって。すごい悶々としてるんだなって。

 

内田:まさか奈良裕也に見られるとは思ってないだろうね。

 

奈良:文句ばっかり言ってて。こんなの書いてる暇あったら、自分のこと一生懸命やればいいのに。色んなコンテストがどうとかこうとか。そういうの見ちゃうと、「ああ、悲しい」って。

 

内田:奈良くんがたまにスレッズやってる時、すごいほっこりしたスレッズだもんね(笑)ネガティブなムーブが多いっていう印象があるんだろうね。美容師同士はね。

 

奈良:そのスレッズ見て、さらに感じた。

 

内田:村っぽいっていうか。

 

高木:あ〜、村っぽいのありますよね。

 

 

内田:高木くんさ、そういうことメディアでも言ってる印象あるんだけど。「もっと広い世界見ろよ」って。

 

高木:美容師さんの誰が先に始めた技術とか、誰のデザインがどうとか。てか、(それが良いかどうかを)決めるの、お客さんだしっていう考えが僕の中ではある。
僕が最初に売上1200万円をあげたとき、色んなこと言われて(叩かれた)。「え、じゃあコンテスト1位とろ〜」って。コンテストを3回も1位獲った奴いないだろうと思って。フォロワー数がどうとか言ってくる人もいたから、じゃあフォロワー数を伸ばそうと。喧嘩売られたら、空中戦でも、陸でも戦ってやろうとは、社長だからこそ思ったのはあります。後輩たちが、社長がディスられてる美容室で働いているのは嫌だろうなって。「売られた喧嘩は全部買ってやるよ、その代わり結果出してこいよ」とは、その当時小さいサロンながら、気張ってやってましたね。

 

内田:前サロンでも、結構武勇伝あるイメージあるよね。先輩とやり合ったみたいな。

 

高木:いや、僕の方が上手いですよ、とは思ってましたけど(笑)。売上が、僕の2分の1しかないのに、よくそんな偉そうな感じで言うなあみたいな。僕は喧嘩売ってないんで(笑) でもあの時って、冠婚葬祭も休めなかったじゃないですか。友達の結婚式に行きたいとか言ったら、「は?」みたいな空気。

 

 

奈良:おばあちゃんの葬式とかでも、「いや、それはちょっと…」みたいな空気あったよね。今じゃ考えられないじゃん。

 

高木:で、「あなたが届いてない売上までいってるんで、(僕は結婚式に行っても)いいですか? すいませ〜ん」って言っちゃって(笑)それで怒ってたので、「いやいや、売上あげてから言ってください、生意気いってすいません」みたいなやりとり(笑)。このやりとりが一人歩きしているだけで、間違ったことは一つも。

 

内田:正論を言ったまでだと(笑)

 

奈良:でも今は、働きやすい時代になったよね。だいぶ今許されるじゃん。

 

内田:奈良くんも結構先輩とやり合ったことあるの?

 

奈良:先輩と仲良かったかな、俺は。

 

内田:逆に生意気言うことはなかったの?

 

奈良:あんまなかったかなあ。

 

内田:確かに、可愛がられてる印象あるわ。

 

奈良:俺も先輩は立てる人だから。売上が自分より低くても、自分より長くいて、やってくれてる先輩をリスペクトしてたから。(アシスタントに)ついてた先輩には、すごいやられてたけど。でも今でもその人とは仲良いし、その人についたことで自分が鍛えられたから、感謝してるけど。

 

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プロフィール

SHIMA /アートディレクター
奈良裕也
2000年にSHIMA入社後、アートディレクター/クリエイティブスタイリストとして、ファッション誌、広告、ヘアショー、国内外セレブリティのヘアメイクを手がける。モデルやDJなど表現は多岐にわたり、東京カルチャーを象徴する存在。「本職は美容師」という信念のもと顧客と向き合い続け、2025年にはWELLAGLOBAL EVENT DESTINATION 2025に世界を代表する4名の一人として出演。

 

OCEAN TOKYO
代表/高木 琢也
千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1店舗を経て2013年9月にOCEAN TOKYOを立ち上げ、現在は原宿、渋谷、大阪など12店舗を展開。月間技術売上1200万円を達成、ホットペッパービューティーアワードベストスタイルメンズ部門三連覇をするなど業界でも注目を浴びる。2018年10月にNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演後、本田圭佑に次ぐ二人目の二度目の出演者として2019年5月に再登場。現在は4度の出演を果たしている。2019年5月22日にはじめての著書「這いつくばった奴が生き残る時代道あけてもらっていーすか?」(宝島社刊)を上梓。カミカリスマアワード2022、2021、2020(主婦の友社)では、メンズカット部門で唯一の三つ星を3年連続で獲得した、業界の圧倒的カリスマ美容師。

 

内田聡一郎/『LECO』代表
soucutsの庭ホスト
2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発など様々な分野で活躍。2018年 渋谷にLECOをオープン、2020年 セカンドブランドQUQUを、2025年には別ブランドとしてØØnをオープン。
現在渋谷1丁目に5店舗を展開。
代表として今後一層の活躍が期待されている。著書「自分の見つけ方」(2013年)、「内田流+αカット」(2017年)、「内田本」(2018年)を発売。また、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトも発売中。

 

 

(文/リクエストQJ編集部  撮影/菊池麻美)

 

 

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