「好き」を軸にキャリアを築く鍵は、行動力と小さな継続。STUDIO YEE平山ひかるさんのセルフブランディング #Z世代のスター発掘

“日常になじむヘア”が軸。海外の街並みから拾うインスピレーション

 

 

スタイル作りでは、「日常になじむこと」を大切にしています。奇抜すぎるものよりも、その人の生活に自然に溶け込むヘア。その上で、少しだけテンションが上がるデザインポイントがあるスタイルが理想です。

お客さまは20代〜30代くらいの方が中心ですが、ヘッドスパをきっかけにして幅広い世代の方が来てくださっています。ほとんどがInstagram経由のご来店で、投稿の雰囲気を見て「合いそう」と思って来てくださる方が多いので、好みが近い方が集まってくれる感覚がありますね。

 

自分のことを発信するときは、実際の自分とかけ離れないように気をつけています。お客さまが来店したときに、SNS上の自分とギャップが生まれないようにしたいんです。旅行やごはん、好きなものも投稿しますが、それは本当に自分がいいと思ったものだけ。ブランドのネームバリューよりも、ポップな色や配色に惹かれます。柄×柄の服や、街中のカラフルなコンテナ、缶詰のデザインなど、ポップな色に心が動くんですよね。

 

 

その他によく投稿するものといえば、旅先の写真です。一時はワーホリに行こうかと考えたほど、海外のカルチャーや文化に興味があったので、旅行で各地を訪れるのが趣味になりました。ヨーロッパが好きで、昨年はオランダ、ドイツ、デンマークに行きましたが、デンマークは街並みもきれいでよかったですね。

海外には無料で入れる美術館も多いので、時間があれば必ず立ち寄ります。でも実は、それと同じくらい好きなのが、街にいる人を見ることなんです。

カフェに座って、ただ行き交う人を眺めているだけでも楽しい。地毛がくるくるの髪だったり、力の抜けた服の合わせ方だったり、「作り込みすぎていない」バランスに惹かれます。「仕事に戻ったらこれをナチュラルに再現できたらいいな」と思いながら見ていますね。

 

 

これからも、自分の「好き」をちゃんと貫ける美容師でいることが目標です。私は自分の好きなものがはっきりしているタイプで、それを軸にブランディングや発信をしてきました。そのスタンスに変わりはありませんが、その一方で、流行や時代の空気もちゃんと感じ取れる人でありたいですね。

好きなものを大切にしながら、そこに少しだけ今の空気を混ぜていく。デザインにも変化をつけられるような、やわらかさのある美容師になれたらいいなと思っています。

 

 

祐天寺は東急東横線で渋谷から好アクセスの場所。小さなギャラリーや古着屋さんもあって、感度の高めな人が心地よく暮らせるエリアでもあります。YEEは美容室ではありますが、アパレルや古着を扱ったり、イベントを開催したりと、美容の枠を少し越えたこともしています。フリーマーケットのようなイベントもあって、そういう企画を「やってみなよ」と任せてもらえる環境なんですよ。

ヘアだけでなく、空間や服、人との時間を通して誰かに寄り添える。そんな関わり方もすごく面白くて魅力的ですよね。私自身、美容師という肩書きに縛られすぎず、でも軸はヘアに置きながら、自分にできることを広げていけたらいいなと思っています。

 

プロフィール
STUDIO YEE/スタイリスト
平山ひかる

宮城県出身。仙台理容美容専門学校卒業後、表参道のサロンに入社。ナチュラルなパーマスタイルが人気となり、人気スタイリストに。その後、2024年に東京・祐天寺のSTUDIO YEEにフリーランススタイリストとして参加。ライフスタイルやセルフメイクの発信も支持を広げ、同世代の女性からの信頼も厚い。

Instagram:@hikaru_pira

 

(文/須川奈津江 撮影/泉山美代子)

 

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