【名古屋発】ドリプラグランプリも輩出する『teto hair』&『tuco』のオーナープレイヤー、渡辺仁史さんが育むクリエイションの土壌と新たな挑戦

名古屋エリアのファッショニスタが集まる街・栄で、おしゃれ好きから支持されるサロン『teto hair(テトヘアー)』と『tuco(トゥコ)』。そこでオーナープレイヤーとして活躍しているのが、有名ヘアコンテストで数々の入賞歴をもつ渡辺仁史(わたなべひとし)さんです。スタッフも複数ノミネートされるなど実績を残しており、デザイン力を育む教育環境も注目されています。自ら一眼レフで撮影を行う渡辺さんは、フォトコンテストでグランプリを獲得したことも。そんなクリエイティブな渡辺さんに、コンテストに参加するようになったきっかけから、クリエイションのこだわりと教育について伺いました。
最初に出場したカットコンテストが、全ての始まり

―渡辺さんがクリエイションの扉を開けたのは、いつ頃でしたか?
20代半ばです。そのときに転職した先のサロンオーナーが、まさに「これからクリエイションに力を入れていきたい」というタイミングだったんです。僕は独立する前に、まずは自分が好きなテイストの店で働きたいと思って転職したんですけど、思いがけずそこで撮影会が始まったんですよ。カメラマン含め、メンバーは5人くらいの撮影会でした。そこでお手伝いを始めたら、あるときオーナーが「渡辺くんもヘアコンテストに出てみたら?」と言ってくれて。尊敬するオーナーがそう言うなら、出てみようかなって(笑)。最初のスタートは、本当にそんな感じでしたね。

初めて出場したのはカットコンテストだったんですが、自分的に手応えもあったのに受賞できなかったんです。それがすごく悔しくて、「来年は絶対にリベンジするぞ!」と。そこから、毎年出場するようになりました。自分で撮影できればもっといいなと思ったので一眼レフも購入し、常に持ち歩いて撮影して。撮影セミナーにも参加しました。HEAVENS時代の森さん(現・MuNiディレクター森福充氏)のセミナーはすごく刺激を受けましたし、いろんな方の写真を真似しながら、少しずつ自分のスタイルを作っていきましたね。
―そして、翌年は見事に受賞されました。
審査員賞でしたけど、結果が出たらさらに楽しくなってきて。フォトコンテストにも出ようと思い、撮影会などで撮影技術を磨きながら、集客サイト用のスタイルも自分で撮影するようになりました。でも初めは自分の思い通りに撮影ができず、それが悔しくてまた頑張る、みたいな(笑)。その繰り返しでしたね。なので、僕のクリエイションの入り口はサロンスタイルなんです。
渡辺さんの作品



