【名古屋発】ドリプラグランプリも輩出する『teto hair』&『tuco』のオーナープレイヤー、渡辺仁史さんが育むクリエイションの土壌と新たな挑戦

スタッフと一緒に成長し、末長くイケてるサロンに

 

 

―クリエイションの土壌が育って、柳さん(tucoスタイリスト柳雄介さん)のDREAM PLUSグランプリから、続々とスタッフさんがコンテストにノミネートされていますね。教育する上で、何か気を付けていることはありますか?

 

否定しないということは、心がけています。僕も若い頃、「あれは良くなかった」みたいな意見を言われるのがすごくイヤだったので(笑)、アドバイスだけに留めていて。入賞しているすごい作品群を見ていると、やっぱり細部まで気をつけていたり、絶妙なバランスで作られているので、そこは経験もあるでしょうし、撮影以外の練習も必要だったりします。僕自身もまだまだ学ぶことはあるので、スタッフと一緒に成長していきたいというスタンスで取り組んでいます。

 

―渡辺さんは、ここ数年『JHA』にも挑戦されているそうですね。

 

そうなんですよ。DREAM PLUSは若手美容師のコンテストですし、『DA』は毎年参加していたんですが、自分の勝ち負けよりスタッフを応援する方がいいな、と思ったタイミングがあって。そこから、自分はベテラン美容師向けの『JHA』に挑戦してみようと。撮影はプロのカメラマンにお願いして、外部の同世代の美容師とも関わるようになってきました。なかなかサロンスタイルの域を越えられず、もっとアート寄りで作れたら…と思ってはいるんですが、”似合わせ”をどうしても考えてしまって(笑)。ヘアスタイルの形のベースがあって、そこから崩すという考え方が好きなので、そこは試行錯誤しながら頑張っているところです。

 

 

―今後、目指していることなどあれば教えてください。

 

おかげさまで、いいスタッフが集まってくれるサロンになり、自分がやってきたことは間違ってなかったんだな、と思っています。サロンのブランディングを保ったまま、たくさんのお客さまに支持され、スタッフが美容師でずっと食べていけるようなイケてる店づくりを今後もしていきたいなと思っています。クリエイションだけで目立つようなサロンにはしたくないですし、未来を見据えた経営をしていきたいですね。

 

プロフィール
株式会社NEITH代表
渡辺 仁史(わたなべひとし)

三重県出身。中日美容専門学校卒業。名古屋市内のサロン2店舗を経て、2015年名古屋市大須に『teco hair』を出店。2018年、栄に拡張移転。2021年、2店舗目の『tuco』をオープン。サロンワークを中心に、雑誌や業界誌、外部講師としても活躍。2016年 2022年 JHA 中部エリアノミネート、2016・2017年 ミルボンDA INSPIRE名古屋エリアグランプリ
・2019・2021・2022年、ミルボンDA INSPIREデザイナーズ賞受賞、その他コンテスト受賞歴多数。
Instagram:@hitoshihomme

 

(文/織田みゆき  撮影/松本寛秀)

 

 

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